米国務次官補、21─22日にベトナム訪問 プーチン氏の直後 

By David Brunnstrom、 Jasper Ward 

2024年6月21日午前 4:17 GMT+9

 

[ワシントン 20日 ロイター] - 米政府は20日、クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が21─22日にベトナムを訪問し、「自由で開かれた」インド太平洋地域の確保に向け協力すると表明した。

 

ロシアのプーチン大統領が北朝鮮に続きベトナムを訪問したことに対抗する狙いがあるとみられる。

 

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は昨年来の両国関係の強化を強調し「両国と地域全体の相互利益のために、関係を深化し続けることに注力する」と述べた。

 

この発表の数時間前、ロシアとベトナムは両首脳立ち合いのもと、石油・ガス、原子力科学、教育に関する協定など11の協定書や覚書に調印した。

 

ウクライナ紛争を巡り西側諸国がロシアに制裁を課したことを受けて、ロシアがアジアに軸足を移していることを浮き彫りにした。

 

米国はベトナムがプーチン大統領の訪問受け入れに懸念を表明していた。一部のアナリストは、米国は中国に対抗する上でベトナムとの関係を良好に保ちたいと考えており、ベトナムがプーチン氏の訪問を受け入れても重大な影響を受けないと計算している可能性を指摘する。

 

しかし、ダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究センター(ハワイ)のアジア専門家、アレクサンダー・ブビング氏は「プーチン大統領の訪問受け入れにより米国のベトナムに対する信頼度は低下する」との見解を示した。

 

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Photo Euronews

 

おそらく、米国は自国の下請け生産基地構想において、中国からベトナムへのシフトを考えていたはずだ。

 

にもかかわらず、ロシアとベトナムが接近している現実を目の当たりにしてパニックに陥ったと、私は見ている。

 

先般は、インドにイランやロシアと接近するなと警告したにもかかわらず、思いっきり無視されて、三国共同の物流プロジェクトが発足してしまった。 それに続くものだ。

 

ロシアが新たな国際関係構築において、欧州からアジアに軸足を移しているのは事実だが、そうさせたのは西側の対露経済制裁であり、またアジア諸国は逆にそれを利用してロシアに接近している。 ロシア産エネルギーの輸入拡大がそれを如実に物語っている。 

 

そして、上記ロイター記事の文中にあるように、「米国の機嫌を損ねても、凋落著しい米国は、大したことはできない」と考えている事は明白だ。

 

そして、パニックった米国務省がベトナムに飛んでいく。

 

これは想像だが、米国の身勝手な意思を無視する国々は、すでに米国内自国資産の移動をかなり行っているだろう。 「身勝手な経済制裁」回避のために。

 

そして、米国追従の政策を実行して来た欧州の政治家は皆、政治生命の危機に瀕している。

 

たぶん、あの史上最低脳の首相は、現実を理解できていない。

 

 

Photo 週刊女性プライム