Houthis continue to disrupt Red Sea trade with brazen attacks 

Jun. 3, 2024 - by Staff reporter

South Africa's Freight News

 

フーシ派は大胆な攻撃で紅海貿易を妨害し続けている

 

以下翻訳 by Kotaroe

 

イエメンの反政府武装勢力フーシ派は、米空母ドワイト・D・アイゼンハワーへの攻撃やアメリカの駆逐艦への攻撃など、紅海とアデン湾での船舶への6件の攻撃について声明を出している。

この地域の緊張が高まる中、アイゼンハワーへの攻撃とされるのは、わずか2日間で2回目だ。

イランの軍事支援を受けるアンサール・アッラー運動の傘下にあるフーシ派は、11月にバブ・アル・マンダブ海峡付近でロールオン・ロールオフ・ピュア・ケア・トラック輸送船 (PCTC) をハイジャックして以来、この地域での海運に対する反対運動を展開してきた。

それ以来、PCTCはイエメンの紅海沿岸、アル・フダイダ港で捕獲されたままのようだ。

反乱軍の指導者アブドゥル・マリク・アル・フーシはそれ以来、彼の仲間数人を通じて、イスラエルがガザのハマスに対するすべての敵対行為を停止しない限り、スエズ運河以南の海上貿易の暴力的な混乱は止まらない、と述べている。

彼はまた、南アフリカ周辺の東西の海上貨物航行を妨害する目的で、南インド洋に民兵の攻撃を拡大する、と威嚇した。

この攻撃は世界貿易に大きな混乱をもたらし、フーシ派によって50回以上の攻撃が行われ、三人の船員が死亡し、ギャラクシーリーダーと乗組員が拿捕された。

最新の攻撃は土曜日に報告され、フーシ派は紅海とアデン湾で複数の船舶を標的にしたと主張している。

アイゼンハワーが攻撃の標的になったと報じられているが、米軍はこの事件を公式に認めていない。

アメリカの駆逐艦もフーシ派の標的となった。

今回の攻撃は、イエメンの民兵組織を標的とした米国と英国による最近の攻撃に対応するものだ。

 

米英連合軍は、フーシ派の同地域における船舶攻撃能力を低下させようと、フーシ派に対する空爆を実施している。

しかし、フーシ派は攻撃を続けており、金曜日には空母アイゼンハワーにミサイル攻撃を行ったが、これはフーシ派が米英の攻撃への報復だ、と主張している。

各国の政治指導者たちは暴力の激化を非難している。

イラン当局者は、米国と英国の空爆は「イエメンの主権と領土保全、国際法、人権を侵害している」と批判している。

米英は、自国の軍隊を守り、この地域における航行の自由を確保するために必要であるとして、自らの行動を正当化してきた。

この地域で進行中の紛争は、紅海とアデン湾が国際貿易にとって重要な水路であることから、世界貿易に重大な影響を及ぼしている。


海運の混乱は、多くの船舶のコストの増加と航路の延長をもたらし、世界貿易の約12%に影響を与えている。

 

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   空母アイゼンハワー

 

 

空母アイゼンハワーは、いったん海域を離脱したらしいが、いろいろ調べても、フーシ派が主張するようにミサイルが直撃したのかどうか、まだはっきりしない。 米海軍は「空母への攻撃はなかった」と声明を出したとの報道が伝わったが、米中央軍自体からは、そのような声明は出されていない。 一部マスコミが、「米軍筋の談話」として報道しただけらしい。 米中央軍の声明は、フーシ派の主張に直接言及していないが、フーシ派の複数の軍事物資(munition)を撃墜した、と述べている。

 

アイゼンハワーの艦長は、空母の運営状況の動画をSNSに載せて無事をアピールしたが、その動画は3月に撮影されたものだったようだ。無事を示す衛星写真と称するものも出回っているが、真偽のほどは不明。

 

やはり、攻撃はあったことは確実だが、被害があったかどうかは現時点では定かではない。

 

しかし、世界最強の空母をミサイルで攻撃する武装勢力の攻撃範囲を、攻撃対象と認識されている商船は、好き好んで通過しようとはしないだろう。

 

ニュースでは取り上げられなくなったかもしれないが、12月にフーシ派の攻撃が始まって以来、紅海の交通量は全然回復していない。

 

 

 

1 フーシ派の攻撃から商船を守り、同時にフーシ派の攻撃力を削ぐ目的で展開している「繁栄の守護者作戦」は、全く機能していない。

 

2 データを見れば、安定的に一定の通行量があることを示しており、これは「被攻撃対象」と認識している商船は、相変わらず紅海、スエズ運河を利用していることがわかる。

 

AP通信は金曜日、通常の軍艦の配備期間は平均約7か月で、5月中旬にその期間に達したと報じたが、オースティン国防長官は、約4週間前に空母打撃群の配備を延長する最初の命令を出していた。つまり、空母アイゼンハワーは、さらに1か月は周辺海域にとどまるようだ。

 

今後1か月の間に、フーシ派を沈黙させることができるとは到底思えない。

 

さらなる作戦延長もあり得るが、どれだけ弾薬の備蓄、航空機燃料が残っているか(もちろん、補給船による充当はあり得る)、乗務員の健康状態(精神状態を含む)、割り当てられた予算の限界などの問題がある。

 

おそらく、米国政府は今、どうやってメンツをつぶさないで作戦を止めることができるかを、必死に模索しているのではないか?