20 May, 2024 15:17
China offloads record amount of dollar assets – data
Beijing has sold $53.3 billion in US securities, according to Treasury Department data

(ttps://www.rt.com/business/597933-china-us-securities-sell-off/)

 

中国、過去最大規模のドル資産売却ーデータ
財務省のデータによると、中国政府は533億ドルの米国証券を売却した

 

以下翻訳 by Kotaroe

 

米財務省の最新データによると、中国は今年第1四半期 (1〜3月) に過去最多の米国債を発行し、ドル資産からのシフトを浮き彫りにした。

データによると、中国政府は年初から3月までに米国債と政府機関債を合わせて533億ドル売却し、同時に金や他のコモディティー (商品) の購入も増やした。

一部のアナリストは、
このような外貨準備の減少は、米国との地政学的緊張が高まる中で、中国が米ドル建て資産から分散化するためのより広範な戦略の一部である可能性がある、と指摘している。

一部の専門家は、
ウクライナ紛争後の西側諸国による対ロシア制裁の経済的影響を指摘し、中国も同様のリスクを軽減しようとしている、と指摘している。

米国をはじめとするG7諸国によるロシア資産凍結 を受けて、中国は同様の標的にされるのを避けるために米国債へのエクスポージャーを減らした可能性が高い。」とラデュック・トレーディングのマクロ経済アドバイザー、クレイグ・シャピロは土曜日、ニューズウィークに語った。

西側諸国はウクライナ紛争が始まって以来、ロシアのソブリンファンド約3000億ドルを凍結している。

ブルームバーグによると、ブリュッセルを拠点とする清算機関ユーロクリアは、中国の保有資産の保管機関と見られることが多いが、報告期間中に220億ドルの米国債を処分した。

 

日本に次ぐ米国債保有国である中国は、米国債市場を動揺させ、米国の借入コストを上昇させる可能性がある、と一部のエコノミストは主張している。

「ブルームバーグ・インテリジェンスのチーフ・アジア為替・金利ストラテジスト、スティーブン・チウ氏は、「FRBの利下げサイクルが近づいているにもかかわらず、中国が米国債と米国債を売却していることから、米ドル保有からの分散を意図していることは明らかだ。「米中貿易戦争が再開されれば、中国の米国証券売りは加速する可能性がある。」とした。

中国がドル資産を売却する一方で、中国の公的準備における金の保有量は急増している。中国人民銀行によると、外貨準備に占める貴金属の割合は4月に4.9%まで上昇し、2015年の記録開始以来最高となった。

 

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当ブログでは、こういうことになるだろうとの予想を折に触れてして来た。

 

 

米国債海外シェア

Graph  argaam

 

 

気に入らないと、その国の資産を凍結する暴挙に出る米国に資金を置いておきたくないと考える国が出てくるのは当たり前だ。

 

本来なら、中国が売るのなら、他の新興国、グローバルサウス、中東オイルマネーに替わりに買って貰うのが望ましいのだが、例えばインドにしても、「イランやロシアと接近するのなら制裁するぞ」と脅かす国の国債を買う気にはなれないでしょ。 イスラエルのパレスチナに対する残虐行為を支援する米国の債権を、イスラム教諸国は買わないでしょ。 

 

しかし、上記グラフのNo.1ホルダ―を見ればわかるように、人気がなくなり下落する一方の米国債を買うバカはいる。

 

 国賊的売国的歴史的バカ

                       おまえは買い続けろ ワン♪

 

 

米国10年債月足

 

 

すでに米国10年国債は、15年間の価格を消した。 日本は官民の投資トータルで、いくら含み損になっているか、考えただけでも恐ろしい。 投資家ではなく、凍死家になっちゃう。 

 

結局、米国は最後は米国民に買い支えて貰うしかないのだろうと予想している。 かなり大変だぞ。