India: Trade with Russia not temporary
By Al Mayadeen English Source:
インド:ロシアとの貿易は一時的なものではない
以下翻訳 by Kotaroe
インドのジャイシャンカール外相は、インドとロシアの間の拡大する貿易関係の永続的な性質を強調し、それが経済的機会の大きな変化を意味することを強調した。
インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカール外相は、インドとロシアの貿易の増加は、様々な経済的機会をもたらすため、一時的な傾向と見るべきではないと強調している。
ロシアが東側諸国との経済連携に重点を置いていることに刺激されたニューデリーとモスクワ間の貿易の活発化は、短期的な取り決めではなく、持続的な進展とみなされるべきであると、ジャイシャンカールは金曜日に強調した。
業界の会議で、ジャイシャンカールは「長い間、私たちは政治や安全保障の観点からロシアを見てきました。」と語った。
「その国が東に向かうにつれて、新たな経済的機会が現れている...我々の貿易と新たな協力分野の急増は、一時的な現象とみなすべきではない。」と強調した。
インドは新たな貿易手段を模索し、経済の裾野を広げると強調した。
全体像
西側がロシアに制裁を科す中、ニューデリーはロシアの海洋石油の有力な購入国となっている。2024年3月までの会計年度のインド・ロシア間の貿易額は657億ドルに急増し、前年比33%増となった。
インドとロシアは、ロシア北部沿岸を横断し、東アジアと欧州を結ぶ最短航路である北極海航路の通年確保に向けて協力しているという。貿易ルートを有効活用して、新興市場への物資輸送を強化するのが狙いだ。
さらに、ロシア極東とインド南部を結ぶウラジオストク-チェンナイ航路を活用し、両国の貿易量の増加を目指している。
Iran eyes boosting defense product exports by 50%: MoD spox
イラン、防衛製品輸出を50%拡大へーイラン国防省報道
以下翻訳 by Kotaroe
レザ・タライニク准将は、イランはすべての防衛要件を成功裏に満たしており、現在は輸出市場の拡大に注力していると断言した。
イラン国防省のスポークスマン、レザ・タライニク准将は土曜日に明らかにしたところによると、イランは防衛製品の輸出を50%増加させる計画である。
イランのプレスTVによると、タライニクは防衛省がイラン軍のニーズを満たすために防衛装備品の生産を増加させる上で大きな進歩を遂げたことを強調した。
准将は、イランはすべての防衛要件を成功裏に満たしており、現在は防衛製品の購入に対する多数の要請に応えるために輸出市場の拡大に焦点を当てている、と断言した。
また、イラン国防省の研究、専門知識、最新技術における多大な成果を称賛した。
「軍は、敵に対する技術的な奇襲の原則を追求してきたし、それを追求すると同時に、攻守の分野でのあらゆる種類の奇襲を防ぐ」とタライニクは指摘した。
長年にわたる西側の制裁にもかかわらず、イランの軍事専門家や技術者は、イラン軍の自給自足を達成し、自国製の幅広い装備を生産する上で重要な進歩を遂げてきた。
イラン当局者は一貫して、完全に防衛目的である軍事能力の強化を躊躇しないと断言している。
タライニクは、イランは防衛産業技術において世界の上位10カ国に入っていると指摘した。
5月中旬、IRGCの最高司令官であるホセイン・サラミ少将は、イランの力が非常に大きくなり、世界の傲慢さの中心を「恐れずに」攻撃するほどになったと強調した。
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いくら米国が脅しても、制裁を振りかざしても、世界の多極化の中の新たな勢力圏は言う事を聞かないようだ。
連日のように、「米国の威信が無視される現実」を目の当たりにしている米国の軍産複合体は、どう受け止めているのだろう? 米政権・議会と結託している投資グループは激しい不安に駆られないのだろうか?
ウクライナ紛争を起こした謀略が、大きな潜在的経済圏を米国から離反させ、かつ成長させている現実は否定しようがない。
インド―ロシア貿易額
The George Washington University
そして、ウクライナ紛争と、同じく米国が肩入れしているイスラエル・パレスチナ紛争の最中、机上の性能は高いはずだが、コスト・パフォーマンスが著しく悪く、実用性と保守性に深刻な問題を抱える米国製兵器に対して、コスト・パフォーマンスと実用性を証明したイランの兵器産業は急成長している。
イランの兵器が、国際市場で需要が高まるだろうとの予測は、昨年来、当ブログで繰り返し指摘して来た。
Photo The Telegraph
イランの技術をベースにしたドローンとミサイルを有するイエメンのフーシ派の紅海封鎖に対して、世界に冠たる米空母打撃群が有効な手を打てていない現実がある。
イスラエルのダマスカス・イラン総領事館爆撃に対するイランのイスラエルへの報復攻撃は、アイアンドームとパトリオット・ミサイルが、イランの飽和攻撃に対抗できないことを証明した。 最重要で、世界で最も厳重に防御されている空軍基地が被弾するようでは、対空システムの性能に疑念を持たれるのは当然だろう。 イスラエルは、パトリオット・ミサイルの段階的廃棄を決定した。
イランの兵器に脅威を感じた欧米は、イランに対する経済制裁を強化したが、今まで効果がなかった制裁が、今度は有効だと思う方がどうかしている。 「ほしい!」と思っている国が後を絶たないのだ。
世界市場における米国製兵器のシェアは、低下を続けるだろう。 その兆しは昨年からあった。 例えば、ロシアと対峙するポーランドは、米国やドイツの戦車、榴弾砲ではなく、韓国製を選んだ。
参照
焦点:韓国が武器製造でポーランドと大型提携、巨大軍産複合体目指す
そして、今年はその動きが周辺国に拡大している。
“第2のポーランド”ルーマニアが大規模な兵器導入…韓国からの購入検討か
抜粋
ルーマニアは昨年11月、米国とM1A2エイブラムス戦車54台と16台の救難戦車(ARV)を購入する25億3000万ドル規模の契約を締結した。
ルーマニア軍は現在運用中の老朽戦車TR-85M1400台余りを交替させることを目標にしている。老朽化した戦車をすべてエイブラムス戦車に代替する場合、莫大な予算がかかるため、優れた性能と価格競争力、早い納期などのメリットを備えたK2戦車を検討しているとみられる。 これはポーランドが2022年にK2戦車をはじめとするK9自走砲、FA-50戦闘機など韓国産武器を大量購入する基本契約を締結したのと同じ脈絡だ。
まあ、ウクライナとイスラエルで、高価な最先端(のはずの)戦車が、容易に安価なドローンで大量に破壊されている現状を見ると、かつてのように戦車を大量にそろえる意義があるのかどうか疑わしい、と個人的には思っている。
第二次世界大戦以降、海軍力の象徴とされてきた空母打撃群の存在意義も、地対艦ミサイルの飽和攻撃に脆弱であることは明らかで、それがゆえに、アラビア海、紅海、地中海に展開する米空母も、イランと親イラン武装組織に対する抑止力となっているかどうか、甚だ疑問だ。 断言するが、あれらの艦隊の司令官は、もしイランの極音速ミサイルで狙われたら、艦隊が瞬時にして海底艦隊と化すことを承知しているはずだ。
そして、その極音速ミサイルはイランは現実的運用段階にあり、既に配備されているが、米軍はまだだ。
米国は、ロシア、中国、イランだけでなく、自らの同盟国にも武器市場のシェアを奪われるのは確実だ。 いったいどうするのだろう? 同盟国にも「それ以上販売拡大して米国のシェアを奪うなら、制裁するぞ!」と、馬鹿の一つ覚えで恫喝するのだろうか?
やるかもしれない。 そのくらい、米国の現体制は頭がおかしくなった。