12 May, 2024 18:26
Putin removes Shoigu as Russian Defense Minister
The Russian president has proposed appointing Andrei Belousov instead

(ttps://www.rt.com/russia/597472-new-defense-minister-russia/)

 

プーチン大統領、ショイグ国防相を解任
ロシア大統領は、代りにアンドレイ・ベロウソフを任命することを提案

 

以下翻訳 by kotaroe

 

ウラジーミル・プーチン大統領は、セルゲイ・ショイグがアンドレイ・ベロウゾフ第一副首相代理によってロシアの国防相として交代されることを提案した、と連邦評議会は日曜日の夜に発表した。

ショイグはロシア安全保障会議の書記に任命された。

上院の発表によると、上院議員は5月13日の委員会と5月14日の連邦評議会で、大統領が提案した候補者について協議する予定である。

プーチン大統領が提出した閣僚候補者名簿には、これ以上の変更はない。内相にはウラジーミル・コロコルツェフ、非常事態相にはアレクサンドル・クレンコフ、外相にはセルゲイ・ラブロフ、法務大臣にはコンスタンティン・チュイチェンコが指名されている。

第一副首相には、プーチン前政権で副首相兼産業貿易省長を務めたデニス・マントゥロフが指名されている。

 

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ショイグの解任と移動についてのプーチンの決断の理由は、ロシアでも見解が分かれている。

 

  • 以前にも国防大臣に辞任を申し出た事があり、ウクライナ紛争で一定の成果を出した今、その意を汲んだ。
  • ロシア安全保障会議の書記への移動は、栄転であり、ウクライナ紛争で達成した成果へのご褒美だ。
  • 大規模な収賄で先に逮捕起訴された国防副大臣の管理責任を問われた。
  • 軍内部で、ショイグがウクライナ紛争において方法が手ぬるい、との不満が蓄積していた。
  • 汚職がまん延する軍の掃除の一環だ。

 

ショイグに対する肯定、否定が交錯しており、部外者の外国人は真実の知りようがない。

 

ただし、後任にペロウゾフを持ってきた理由についは想像がつく。

 

彼の政府での履歴は、マクロ経済分析・短期予測センター所長、首相部外顧問、経済発展・貿易省副大臣、政府経済財政部長、経済開発大臣、大統領補佐官、第一副首相。 経済の専門家であることは一目瞭然だ。

 

 

        新国防大臣

Photo RT

 

 

ロシアの武器弾薬生産の強化、先端兵器の開発、回り始めた戦争経済の発展と軍事力強化を意図したものだろう。 すでに武器弾薬生産で米国を凌駕するロシアは、その差を拡大しようとしている。おそらく、中国、インド、イランとの相互補完的な連携も深めるだろう。 

 

西側の、口だけは達者だが、リアルな軍事力の強化の目途が立たない現状とは対照的な動きだ。

 

まして、工業はほぼ崩壊し、西側へたかることでしか戦争を続けられないウクライナなど対抗するすべはない。

 

いい奴か悪い奴かは別にして、プーチンは沈思熟考の上に、絶妙な手を打つ政治ゲームチェス盤上の名手であることは疑いようがない。

 

ロシアを困らせる方法がある。 それはウクライナに降伏を促して、戦争を止め、西側と恒久的な和平条約を結ぶことだ。 そうなれば、ロシアがぶん回そうとしている軍産複合体の経済は、ロシア国家にとって重荷になり、体制の変換を迫られるだろう。 でも、欧米日がやっていることは、その逆だ。 あまりにも多くのバカを政治家に担ぎ過ぎたツケは、G7諸国を窮地に追いやる。

 

老人性チホー症自称保守同好会のボケた頭でも、自民党の派閥力学だけで閣僚人事を行う日本と、仕事の目的とその遂行能力で人事選考を行うロシアとの違いぐらいはわかるでしょ。  わかんないかな、やっぱり (-_-;)