30 Apr, 2024 10:34
British sanctions failing to harm Russia – UK MP
The Russian economy is growing faster than those of Western countries, the chair of the Treasury Select Committee has admitted

(ttps://www.rt.com/business/596802-british-sanctions-failing-harm-russia/)

 

英国の制裁、ロシアに悪影響与えずー英国下院議員
ロシア経済は西側諸国よりも急速に成長している、と財務特別委員会の委員長は認めた

 

以下翻訳 by Kotaroe

 

英国の上級議員で財務特別委員会の議長は、ロシア経済が西側諸国の多くよりも急速に成長しているため、ロシアへの制裁が機能していないことを認めた。

ハリエット・ボールドウィンは月曜日、フィナンシャル・タイムズ紙に対し、ロシア政府が制裁を回避する方法を見つけたため、制裁はロシアを弱体化させることができなかった、と語った。

同議員は、国際通貨基金 (IMF) が今月発表した最新の見通しに言及した。今年のロシアの経済成長率は3.2%と、米国、英国、ドイツ、フランスを上回ると予測した。

ボールドウィンは、英国の経済制裁プログラムがモスクワの輸出収入を減らすことに成功したかどうかを調査することを任務とする財務委員会の議長を務めている。2月に調査を開始し、火曜日には国会議員が口頭での証言を行う予定だ。

FTによると、委員会はすでに制裁回避に向けた「より強固なアプローチ」の必要性を示す文書による証拠を受け取っている。調査団は7月に調査結果を報告する予定だ。

英国は、ロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始した後の2022年に、米国と欧州連合とともに前例のない対ロシア制裁キャンペーンを開始した。西側諸国はロシアの金融・産業部門を標的にし、ロシアの輸出収入の大部分を占める原材料やエネルギー資源の貿易を禁止または制限した。ボールドウィンは、一部の制限は2年以上前のものだと指摘した。

「制裁が長引けば長引くほど、人々はそれを回避する方法を見つけるようになり、貿易のパターンがまさにそれを可能にするように変化していることは明らかだ。」と同氏は述べた。

 

ロンドンは2022年12月にロシア産石油製品の輸入を禁止した。しかし、法律の抜け穴により、英国はロシアの石油を買い続けている。ガーディアン紙は先週、モスクワが原油を供給しているインド、中国、トルコからの英国の精製油輸入が過去2年間で劇的に増加した、と報じた。他国で精製されたロシア産の石油は、もはやロシア産とはみなされずに禁輸を回避することができる、と同紙は説明している。

モスクワは、重要産業に対する西側の制裁に適応し、自給自足が進んだと繰り返し述べている。原油価格の高騰により、ロシアは堅調な石油輸出収入を維持している。

 

 

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ロシア産原油禁輸の制裁を開始した直後から、他国産の原油との混合、あるいは精製を第三国で行えば、制裁回避が可能であり、実際に行われていることは指摘されていた。

 

そもそも、英国の輸入業者がそれを知らないとは考えにくい。

 

今頃になって議会でこの問題を取り上げていること自体が、アホの極みと言える。

 

制裁ブーメランが自国経済を痛めつけていることを認識しながら、さらに追加制裁をするのかどうか、注目だ。 

 

一方では、英国はロシアへの敵対心をより激しく剥き出しにしている感がある。

 

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11 May, 2024 07:44
Ukraine using British weapons for terror attacks – Moscow
London is supporting Kiev in an attempt to boost its role in NATO, a high-ranking Russian diplomat has said

(ttps://www.rt.com/news/597384-uk-ukraine-terrorist-nato/)

 

ウクライナ、英国政兵器をテロ攻撃に使用ーモスクワ
ロンドンはNATOにおける役割を強化するためにキエフを支援している、とロシア上級外交官が語った


以下翻訳 by Kotaroe

ウクライナ軍は、ロシア地域に対するテロ攻撃を実行するために英国から供給された武器を積極的に使用していると、外務省のセルゲイ・ベリャーエフは述べた。

2022年2月にキエフとウクライナの紛争が始まって以来、ロンドンは依然としてウクライナへの最大の武器供与国の一つであり、71億ポンド (89億ドル) の支援を行っていると、ロシア外務省の第二欧州局を率いるベリャーエフはタス通信とのインタビューで語った。

「英国が供給した武器は、ドンバスの民間インフラと民間人、そして他のロシア地域へのテロ攻撃において、ウクライナ軍によって積極的に使用されている」と彼は述べた。

この外交官によると、先月、英国のリシ・スナク首相がウクライナに対する5億ポンド (6億1700万ドル) の軍事援助パッケージを発表したのは、NATOと欧州諸国の中でより重要な役割を得るための英国による試みであった。

「英国は、ウクライナに巡航ミサイル『ストーム・シャドウ』と戦車『チャレンジャー2』の納入を開始した際にも同様の行動をとった」とし、キエフにそのようなタイプの装備品を提供した最初の国の一つとなった、と説明した。

ベリャーエフによると、ロシアの外交官は英国の外交官に対し、ウクライナのゼレンスキー政権への支援は「有害」であり、「さらなるエスカレーションと民間人の死傷につながる」と繰り返し警告してきたという。

同氏は、制裁を含む「ロンドンが対決路線を放棄することは、ロシアとの政治、貿易、経済の二国間関係を回復するための必要条件だ」と述べた。

デービッド・キャメロン外相が先週、ウクライナが決断すれば、英国が提供する武器を使ってロシア奥地の標的を攻撃する「権利」がある、と発言したことで、ロシアと英国の緊張関係はさらに悪化した。

ロシア外務省はキャメロンの発言を受けて、ナイジェル・ケーシー駐モスクワ英国大使を召喚した。「ケーシー大使は、ウクライナがロシア領内で英国の兵器を使用して攻撃した場合、ウクライナ領内およびそれ以外にある英国の軍事施設や設備が攻撃される可能性がある、との警告を受けた」と同省は会議後の声明で述べた。

今週初め、英国は「未申告の軍事情報将校」とされるロシアの国防担当官を追放し、国内にあるロシア所有の不動産の外交的地位を剥奪すると発表した。モスクワは「適切な対応」を約束した。


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英現政権、そしてウクライナ支持&対露強硬路線にまい進してきた人は、内心は失敗に気づいているが、それを公に認めることは政治生命の喪失になりかねないために、現実離れした幻想にしがみつくしかないのかもしれない。

 

英国の保守政治の中枢にいた人間でも、現実を認識しており、英国の現状に絶望している。

 

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10 May, 2024 17:01
Ukraine a ‘corrupt s**thole’ – ex-Boris Johnson adviser
Backing Kiev pushed Russia and China into an alliance, Dominic Cummings has said

(ttps://www.rt.com/news/597357-dominic-cummings-ukraine-corruption/)

 

ウクライナは「腐った掃き溜め」ー ボリス・ジョンソン元顧問
ドミニク・カミングスは、キエフを支援することがロシアと中国を同盟関係へと押しやった、と語った

 

以下抜粋翻訳 by Kotaroe

 

英国とその同盟国は騙されて、ウクライナの「腐敗したマフィア国家」を支援することになり、ロシア政府と中国政府の協力体制に対抗する消耗戦に突入することになった、とドミニク・カミングスがインタビューで語った。

保守党の政治戦略家として長年活動してきたジョンソンが、英国の欧州連合 (EU) 離脱を求める「投票離脱」キャンペーンを率い、2020年11月に辞任するまで、当時のボリス・ジョンソン首相の主要な側近の一人だった。

カミングスは、水曜日に掲載されたIニュースのインタビューで、ロンドンがキエフを全面的に支援していることについて、「私たちは決して愚かな状況に陥るべきではなかった」と語った。彼はまた、ウクライナを「全く問題外の腐った掃きだめ」と表現した。

「このウクライナの腐敗したマフィア国家は、基本的に私たち全員をだまし、その結果、私たち全員がめちゃくちゃになるだろう」。

カミングスによると、欧米の制裁はロシアよりもEUにとって「大惨事」で、生活費を上昇させる一方で、ロシアと中国の距離を縮めている。西側が何とかしたのは、「世界最大の製造大国と同盟を結んだ」ロシアとの消耗戦だけだった。

カミングスはまた、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が近隣諸国を侵略することについて「教訓を学ぶ」必要がある、という議論にも言及した。

「我々がプーチンに教えた教訓は、我々がまったくの冗談の集団だということだ」と彼は言った。「つまり、プーチンは戦争前にすでにそのことを知っていたのだ。しかし、紛争によってそれが強調され、私たちがいかにピエロの集団であるかが全世界に知れ渡った」と同氏は補足した。

 

それはプーチン大統領に何の教訓も与えていない、ただ我々が愚かであるというだけだ。

制裁体制と凍結されたロシアの資産を押収しようとする米国の間で、西側は代替的なグローバル金融システムの出現を奨励している、と彼は説明した。

 

カミングスは、ウクライナ紛争を 「チャーチリアン・ファンタジーを演じる 」ために利用したジョンソン元首相、そして 「ウクライナに関する彼のデタラメをすべて飲み込み、実際に真剣に受け止めた 」国会を非難した。

ウクライナのトップ交渉官やウクライナのメディアによれば、ジョンソンは2022年4月にキエフにロシアとの和平交渉を拒否させた中心人物だった。

 

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    頭の外側も中身も爆発

Photo CNN

 

 

 

そもそも、ロシアは英国を不快な存在と認識しているが、その国力、軍事力の衰退を目の当たりにして、チホーが進行してギャンギャン意味もなく吠えるだけの老犬程度に思っているフシもある。

 

英国は、製造業主体経済国家から金融国家への変貌を目指し、ある程度の成功を収めた。しかし、EU離脱によってロンドンのシティーが不利な状態に置かれ、それでいて製造業の振興策も取らず、国家の経済基盤が揺らいでいる。 

 

ロンドン金融市場においては、オイルマネーと共にロシアマネーも重要な存在だったが、対露経済制裁によって、それもなくなった。

 

損得勘定からはあり得ない政策を乱発する英国。 

 

史上最低脳のバカ首相を抱く我が国も同調した対露経済制裁を実行中だが、官僚で頭脳が働いている向きがいるために、英国よりはブーメラン現象が少し小さい。 それでも、経済的にはひどい愚行だ。 

 

制裁に同調しないインド、中国が受けている恩恵は大きい。 この2大国は、G7の間抜け国家がどのように凋落して行くか、シニカルな笑みを浮かべながら眺めているに違いない。