Polls show level of anti-Israeli sentiment among students 

By Al Mayadeen English 

Source: Newsweek 8 May 2024 19:52

 

学生の反イスラエル感情、世論調査で明らかに

 

以下抜粋翻訳 by Kotaroe

 

ニューズウィーク/カレッジバルスの独占調査によると、アメリカの大学生の80%がガザでの戦争における「イスラエル」の行動に同意しないという。

ニューズウィークは、カレッジバルスが実施したこの調査を企画し、米国の328の大学の4年制課程にフルタイムで在籍する学部生を対象に調査を行った。

調査結果によると、回答者の27%がガザでの現在の大惨事の責任を「イスラエル」にあるとしており、事態の成り行きについてパレスチナの抵抗勢力であるハマスを非難しているのは20%である。

さらに、回答者の39%が自らを「親パレスチナ」であると述べ、「親イスラエル」であると主張するのはわずか11%である。一方、「どちらでもない」は40%だった。

米国はガザでの戦争に関する国内の議論に夢中になっている。特に大学のキャンパスでは、パレスチナを支持する抗議をした学生が大学当局や法執行機関から弾圧を受けている。

コロンビア大学は、親パレスチナの野営地からの退去を拒否した抗議者たちを停学処分にした後、大学の2つの主要な卒業式を中止すると月曜日発表した。同校はガザでの戦争に反対する学生の抗議行動の最前線にあり、抗議行動は米国の教育機関全体に広がっている。

ミシシッピ大学の学生数名が、先週のパレスチナ支持集会中に「人種差別的な」出来事を起こし、退学に直面している。

米国の抗議と、カタールとエジプトが交渉した停戦合意にハマスが同意すると約束したにもかかわらず、イスラエル指導部はガザ南部の都市ラファへの攻撃を強行している。

11月の米大統領選が近づく中、今回の世論調査では、現大統領に懸念すべき兆候がいくつか見つかった。

 

ジョー・バイデンに投票すると答えた若者は30%にとどまり、共和党候補のドナルド・トランプに投票すると答えた若者は20%だった。2020年の大統領選では、18歳から29歳の約60%がバイデン氏に投票し、トランプに勝利した。

調査によると、11月の大統領選で投票しないと答えた人は28%で、バイデンを支持する人とほぼ同数だった。さらに、15%は、今後数カ月のイスラエル・パレスチナ問題に対するバイデンのアプローチが自分たちをバイデンに投票しないように動かすだろうと考えている。また8%は、バイデンの発言がトランプへの投票を促すかもしれないと考えている。

緑の党のジル・スタイン候補は大学生票の6%を獲得し、無所属のコーネル・ウェスト候補は3%を獲得した。二人とも、ガザでの「イスラエル」の攻撃に反対している。スタインは、セントルイスのワシントン大学で最近行われた学生抗議運動で拘束された数百人のうちの一人だった。

「イスラエル」に政治的メッセージを送るため、米国は爆弾の出荷を保留


複数の情報筋はポリティコに対し、ジョー・バイデン米政権が「イスラエル」への複数の武器輸出を少なくとも2週間延期していることを明らかにした。

同サイトは火曜日、米国政府が適切かつ現実的な人道的戦略なしには、国境の都市ラファへのイスラエルの攻撃を支持することはできないと繰り返して伝えてきたが、イスラエルが無視しており、米国政府は「イスラエル」に政治的メッセージを伝えるつもりだったと、米国当局者の発言を引用した。

同筋によると、供給が遅れているのはボーイング製の無誘導爆弾用の小径尾翼キットで、命中精度を向上させる狙いがあるという。同筋はまた、「イスラエル」への多数の直接商業販売が促進されている、とも言及した。

新規販売の停止は、イスラエル軍が以前に使用した武器を再供給することを困難にするだろう。

 

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民主党支持者は、全体でもイスラエルに批判的な層が多い。 

 

反イスラエルを表明する大学生を逮捕したりしていれば、若い世代のバイデン支持は激減するだろう。 政権がかなりパニックに陥っていることが伺える。

 

武器供給を中断したのも、世論を気にしてのことでしょ。 だって、大統領選が刻々と近づいてくるもの。 

 

かといって、バイデン不支持が決めた層が、イスラエル支持を表明しているトランプに投票するとは、私にはどうしても思えない。 たぶん、棄権か、ジル・スタインに投票する向きが出るのでは?

 

いずれにしても、スイング・ステーツと言われる激戦区では、バイデンに不利に働く。 

 

注目しているのは、世論の風向きに敏感なトランプが、どう出るか? 白人保守層は岩盤のイスラエル支持であり、同時にトランプ支持の中核でもある。 しかし、若い世代の票もほしい。 何か、トリッキーなメッセージを出すかも?

 

まあ、イスラエル支持のメジャーが年寄りで、若者がパレスチナ支持なら、時の経過とともにイスラエル支持が減っていくのが自然の摂理だ。 政治家も、自分の将来の政治生命を考えたら、イスラエルの毒饅頭中毒を解毒する必要があるでしょうね。