US set to impose sanctions on Israeli military unit over abuses: Report
米、イスラエル軍部隊の人権侵害に制裁発動へ: 報道
イスラエルの首相は、人権侵害の疑いでイスラエル軍部隊を標的にしたいかなる制裁とも戦うと語る
以下抜粋翻訳 by Kotaroe
イスラエルのネタニヤフ首相は、人権侵害を理由にイスラエル軍に制裁を科すことがあれば、断固反対すると表明した。米メディアが、米政府が制裁発動を計画していると報じたことを受けた措置だ。
米国を拠点とするニュースサイトAxiosが土曜日に報じたところによると、米国政府は占領下のヨルダン川西岸で活動しているイスラエルのネツァ・イェフダ大隊に制裁を課すことを計画しているが、イスラエル軍はそのような措置については承知していないと述べた。
イスラエルのメディアはまた、標的にされると予想される部隊をネツァー・イェフダーと特定した。ネツァー・イェフダーは、約四半世紀前に超正統派ユダヤ教徒を軍に組み込むために創設された歩兵大隊である。
金曜日、米国は占領下のヨルダン川西岸のイスラエル人入植者に関連した一連の新たな制裁を発表した。これは、入植者政党に依存する連立政権を持つネタニヤフの政策に対する米国の不満が高まっていることを示す最新の兆候である。
ネタニヤフ首相は19日、声明で「 (イスラエル軍の) 部隊に制裁を科すことができると考えるなら、私は全力で戦う」と述べた。
イスラエルのベニー・ガンツ 戦時内閣閣僚は18日、アントニー・ブリンケン米国務長官と話し、この問題を再考するよう求めたと声明で述べた。
ガンツは、そのような制裁は戦争時にイスラエルの正当性を損なうことになるため、誤りであると述べた。
ブリンケン長官は金曜日、重大な人権侵害を犯した個人や治安部隊に軍事援助を提供することを禁じた一連の米国法にイスラエルが違反したという告発について「決定した」と述べた。
*************************************************************
Nearly 200 bodies found in mass grave at hospital in Gaza’s Khan Younis
ガザ地区ハーン・ユーニスの病院の集団墓地で200人近い遺体を発見
パレスチナ当局は、イスラエルがガザへの致命的な攻撃を続ける中、ナセル医療複合施設で180人の遺体を回収したと発表
以下抜粋翻訳 by Kotaroe
アルジャジーラが伝えたところによると、イスラエルがガザのカーン・ユーニス地区を半年以上も爆撃し続ける中、パレスチナの民間防衛隊はガザのナーセル医療複合施設内で集団墓地を発見し、これまでに180人の遺体を回収した。
土曜日の発見は、4月7日にイスラエル軍が南部の都市から軍隊を撤退させた後、日曜日まで続いた。カーン・ユーニスの多くは、数カ月にわたるイスラエルの容赦ない爆撃と激しい戦闘の後、現在は廃墟となっている。
「病院の中庭では、民間防衛隊員と救急隊員が、イスラエル軍によってこの集団墓地に埋葬された180人の遺体を回収した。遺体には高齢の女性、子供、若い男性が含まれています。」と、日曜日にカーン・ユーニスから伝えているアルジャジーラのハニ・マフムード記者は言った。
土曜日遅くの声明で、パレスチナの緊急サービスは、「まだかなりの数の殉教者がいるので、我々のチームは今後数日間、残りの殉教者の捜索と回収活動を続ける」と述べた。
今週初め、アル・シファ病院で2週間の包囲の後、集団墓地が発見された。それは、海岸の飛び地で最大の医療施設であるアル・シファで発見されたいくつかの集団墓地の一つだった。
地元の保健当局によると、イスラエルのガザへの戦争は34,000人以上のパレスチナ人を殺害し、ガザの二大都市を荒廃させ、領土全体に広範囲の破壊を残した。
犠牲者の少なくとも2/3は子どもと女性だ。また、多くの遺体が空爆で残された瓦礫の下で動けなくなっているか、医療従事者が到達できない地域にあるため、実際の犠牲者数はもっと多い可能性が高いとしている。
イスラエル、ラファで18人の子供を殺害
一方、沿岸の飛び地でのイスラエルの攻撃は、ガザ南部の都市ラファを含めて継続中であり、ラファでは夜間の攻撃で18人の子供を含む22人が死亡したと、保健当局が日曜日に述べた。
遺体を受け入れた近くのクウェート病院によると、日曜日早朝の最初の攻撃で、男性とその妻、3歳の子供が死亡した。女性は妊娠しており、医師らは何とか赤ちゃんを救うことができた、と病院は述べた。
イスラエルは、ガザの人口230万人の半数以上が他の場所での戦闘から避難しているラファに対して、ほぼ毎日空襲を行っている。
************************************************************
爆撃跡から遺体を掘り返す
Photo Common Dreams
イスラエルは、イランやヒズボラなど正規武装した軍と戦うよりも、非武装のパレスチナ人虐殺を好むことが浮き彫りになっている。
米国を含む世界中が、反対しているラファ進行も、まったく止める気配はない。
米国は、非人道的行為に従事したとしてイスラエル軍の一部の大隊に制裁を課すことを決めたと言うが、同時にパレスチナ人虐殺継続を促進する軍事援助を決定した。
あまりに非道さに、さすがの米国民も半数以上が、イスラエル軍の行動が容認できないと考えていることが世論調査で明らかになっている(イスラエル支持者でも残虐港には反対が多いということ)
米国民イスラム教徒の団体は、前回の大統領選では民主党を支持したが、今年の選挙ではバイデンを支持しないことを表明した(共和党トランプに投票するのではなく、おそらく棄権)。一般民主党支持者でもパレスチナ擁護の層が多く、下手をすると、同じように投票棄権の挙に出る人々が出る可能性がある。 そうなると、スイング・ステーツなどの激戦区に関しては、バイデンにとって一大不安要素になる。
さらにパレスチナ問題に関して、国連では米国の孤立が鮮明になってきた。
そういう諸々な状況への対応として、イスラエル軍一部への制裁となったと、私は想像している。
しかし、時を同じくして、米国はイスラエルへの軍事援助も決定している。つまり、やっていることは、いわゆるマッチポンプだ。 全然信用できない。
米国が変わるとすれば、国内外からの圧力が増大する、あるいは財政的にイスラエル支援に限界が来て耐えきれなくなる状況に陥るときだろうが、それがいつなのかはわからない。 しかし、必ずその時は来るだろう。