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昨年から、危ない、危ないと言われ続けてきたウクライナ軍の要塞だが、観察する限りにおいてはロシア軍は増員して力押しをする様子もなく、部隊をローテーションさせながらウクライナ軍陣地を少しづつ削り取る戦術を実行していたから、かなり時間がかかるのだろうと思っていた。

 

ここに来て、複数の情報源から同様の情報が確認できたので、いよいよ陥落の危機が迫ったようだと判断している。

 

 

ウクライナ人達は、彼らが持ちこたえられなかったことを確認したと同時にアウディーイウカは今、2つに分断されている。

この事態は、アウディーイウカのウクライナ人達の終焉とまでは行かないが、南部の駐屯地は現在孤立しており、補給と避難のために原野を使用することを余儀なくされ、すでに危機的な状況を悪化させている。

 

 

人口過密地域セリドヴォにおいて、ドネツク最前線に移送する多くの兵員を収容する大規模なウクライナの駐屯地が、日中に複数のミサイルによって攻撃された。

未確認情報によると、数百人のウクライナ兵が殺害されたという。

その地域は直ちに封鎖され、SBUが配備されたが、おそらく情報漏えいを防ぐためだった。このことは、多数の部隊か高級将校が打撃を受けたことを示している。この地域では、救急車や冷蔵死体運搬車も目撃された。

同時に、コンスタンティノフカでは大きな弾薬庫がミサイルによって破壊され、数時間にわたって爆発した。

 

 

 

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ロシア軍は、前線のウクライナ陣地を孤立させ、同時に前線後方の兵站補給基地を破壊している。 攻撃方法としては、満点に近い。

 

ウクライナ軍総司令官が交代したが、事態好転をはかるのは無理ではないか。補給路を再度確保するには、新兵力投入が必要だが、訓練を積んだ新部隊の投入は不可能だ。 他の前線から回せば、新たな穴が開く。 補給のためにアクセスする地域は、全てロシア軍の射程に完全に入っている。

 

ゼレと新司令官が、前線に何を命令するのかはわからない。 バカの判断を予想するのは困難だ。 

 

ただ、10年間かけて大金を投じて補強した要塞の陥落は、国全体の士気のみならず、支援している西側の方針にも影響するだろう。 そして、西側の政治経済全般に

影響を与える。その意味で注目に値する。

 

ウクライナ国内の影響は、例えていうのならば、太平洋戦争時のサイパン陥落と同じ。

 

今までのロシア軍の攻撃パターンを踏襲するのならば、完全陥落にはまだ時間がかかる。 でも、完全に包囲されたらアウト! 悲惨な結末しかあり得ない。