米、イラクとシリアのイラン関連施設攻撃を承認 時期は天候次第 ロイター編集 2024年2月2日午前 6:43 GMT+9

 

抜粋

 

[ワシントン 1日 ロイター] - 米政府は、イラクとシリアにある複数のイラン関連施設に対する数日間にわたる攻撃計画を承認した。CBSニュースが1日、米当局者の情報として報じた。

 

中東での武力衝突が激化する中、米国人に初めて死者が出たことを受け、米政権の報復措置に対する見方が交錯していた。

 

CBSが報じた米政府筋の話によると、攻撃のタイミングは天候に左右されるという。民間人を攻撃するリスクを避けるため、見通しのよい日を選定するとみられる。

 

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今までの報復攻撃と同じことをやると決めるために、何を大騒ぎしていたのか? 結局、イランを攻撃するのは勝ち目がないからしない、ということでしょ。

 

一方では、イエメンのフーシ派は、米駆逐艦、米商船に続いて英国商船も攻撃した。

 

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Yemeni Navy targets UK-owned ship in Red Sea 

By Al Mayadeen English 

Source: Yemeni Armed Forces - Military media 

Today 22:18

 

イエメン海軍、紅海で英国所有の船舶を標的に

 

抜粋翻訳 by Kotaroe

 

イエメン軍 (YAF) は、イスラエル占領下のパレスチナ港に向かって紅海を航行していた英国の貨物船を対艦ミサイルで標的にした、とYAF准将ヤヒヤ・サーリーのスポークスマンは木曜日の夜に発表した。

報道官は、海軍の作戦はパレスチナ人を支援し、イエメンに対する米英の侵略に対応するために行われたと述べた。

「パレスチナの占領港に向かうイスラエルの船舶または船舶に対するアラビア海と紅海におけるイエメン軍の作戦は、侵略の停止とガザ地区の封鎖の解除まで続く」 。

YAFの広報担当者が、イスラエルが占領しているパレスチナの港に向かっていたアメリカの貨物船M/V KOIを標的とした高度軍事作戦を対艦ミサイルで実行した、と述べてから24時間も経たないうちに、この発表は行われた。

 

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イラクのカダイブ・ヒズボラは、イラクとイランになだめられて、米軍基地攻撃の中止(対イスラエルは継続)を発表していたが、米軍が報復攻撃を実行すれば、被害の程度によっては攻撃を再開する可能性がある。

 

ただね、私の個人的な想像では、米軍は米軍基地の惨憺たる有様と地域の政治的圧力に耐えかねて、もうイラク、シリアからの撤退は決めていて、何とかアフガニスタン撤退時の無様さを避けたいとの思いで、報復攻撃をするのだと思っている。 その場合は、「なんちゃって報復」だろう。 

 

イエメンのフーシ派は、米英軍の攻撃が始まってから、逆に攻撃頻度が増した感がある。 フーシ派のスポークスマンの准将は、ネット上では国際的人気者になりつつあるらしい。 甲高い声で話すさまは、内容はさっぱりわからないが、どこか可笑しみがある。 

 

 

 

こちらは、藪をつついた結果、蛇が出て来て米艦船も攻撃対象になり、米国経済にも影響を及ぼし始めているから、頭が痛いだろう。

 

どう考えても、さらなる威信の低下を防ぎ、経済的ダメージ並びに軍事費高騰を防ぐ方法は、イスラエルの停戦強制しかないのだが?