なんか、当たり前の展開。 

 

「英米にケンカを売ったフーシ派、バカだなあ!」とIQ二桁前半の低能ぶりを晒した自称保守痴呆性老人会(若年性痴呆含む)は、何が何だかわかっていない。

 

米国内の報道も、「これ、まずいんじゃない?」というトーンが目立ってきた。

 

 

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Houthis embrace ‘direct confrontation’ with U.S. as Biden admits airstrikes aren’t working 

UPDATED FRI, JAN 19 20248:12 AM EST  CNBC 

thumbnail Natasha Turak

 

バイデン大統領が空爆が機能していないと認める中、フーシ派は米国との 「直接対決」 を受け入れる

 

以下抜粋翻訳 by Kotaroe

 

キーポイント

  • 米国は木曜日の夜遅く、イエメンのフーシ派の標的に対する5回目の空爆を実施した。
  • フーシ派は、数時間以内に米国所有のタンカーに2発の対艦弾道ミサイルを発射した。
  • フーシ派は、彼らのキャンペーンは、イスラエルによるガザ地区への爆撃と、それに対する米国の支援に対応したものだと言っている。
 
イエメンの反政府武装勢力フーシ派は 「米国と直接対決する」 と意気込んでいると同組織の指導者はテレビ演説で語り、イスラエルによるガザ封鎖が解除されるまで、紅海での船舶攻撃作戦を継続すると約束した。

この発言は、米国がフーシ派の標的への攻撃を強化する中で、
ジョー・バイデン大統領がこれまでのところ、政権の軍事行動が意図した効果を発揮していないことを記者団に認めたのに先立って行われた。
 
米国は木曜日の夜遅く、イエメンのフーシ派の標的に対する5回目の空爆を実施し、米中央軍が 「紅海南部に向けて発射準備をしていた」 とする対艦ミサイルを、米軍機が標的とした。

バイデンの発言を裏付けるかのように、イランが支援する反政府勢力は数時間のうちに、米国所有のタンカーに2発の対艦弾道ミサイルを発射した。ケムレンジャーと呼ばれる小型化学タンカーは、船に怪我や損傷はないと報告した。
 
フーシ派の指導者アブドゥル=マレク・アル・フーシは、宗教的なレトリックに満ちた1時間に及ぶ反抗的な演説の中で、「米国と直接対決できることは、大きな名誉であり、祝福である」と語った。米国と英国のイエメン攻撃は、彼の軍の技術を磨いただけであり、イスラエルの船舶やイスラエルに出入りする船舶を標的としたフーシ派の戦略が機能していることを証明した、と主張した。
 
フーシ派の行動は、確かにこの地域の輸送と海上貿易を混乱させた。主要な海上輸送船は、すべての紅海とスエズ運河の輸送を停止し、代わりにアフリカ大陸を迂回することを選択したことで、大幅な遅延と供給のボトルネック現象を引き起こし、企業に数十億ドルの損失を与えた。

アル・フーシはまた、
バイデンを 「飛行機の階段を上るのが困難な高齢者が、ガザの抑圧された人々の側に立とうとする人々を攻撃するために9,000マイルも移動している」 と嘲笑し、アメリカ大統領を個人的に非難した。
 
バイデン政権は1月12日、イエメンの大部分を支配しているフーシ派に対し、報復攻撃を開始した。フーシ派は数週間にわたり、紅海を航行する船舶に対して数十回の攻撃を行った。イエメンの反政府勢力は、イスラエルによるガザ地区への容赦ない爆撃と、それに対する米国の支援に対応するための作戦である、と主張している。

フーシ派の指導者は、「いかなる脅威、ミサイル、圧力によっても、われわれの立場は変わらない。」と語り、イスラエルがガザ封鎖を解除するまで攻撃を続けると誓った。
 
 
 
フーシ派に対する米英の攻撃は最小限の影響しかない、と予想されていた
 
以下抜粋翻訳 by Kotaroe
 
批判する人々は、長年にわたるサウジ主導の侵略に対するフーシ派の粘り強い抵抗を注意深く監視してきた人なら、同グループに対する米英の攻撃の影響が限定的であることを予見していたはずだ、と主張する。
 
ブルームバーグのカール・マイヤーは記事の中で、米国主導のイエメン空爆が同グループの活動を抑制する効果がないことが証明されているため、米軍の中東復帰は課題に直面していると強調した。

米軍は中東に戻った。あまりうまくいっていない。」 
 
この状況は、地域の安全保障問題に対処する上で直面する複雑さと困難さを浮き彫りにした。また、マイヤーによれば、紅海での緊張が高まるなか、海上活動の安定を維持するために、現在も奮闘中であることも強調された。

この分析は、この地域におけるフーシ派の活動によってもたらされる変化する課題に対処するための包括的かつ戦略的アプローチの必要性を強調した。

 マイヤーは 「
どちらかといえば、状況は悪化している」 と強調した。
 
西アジアにおける 「米国自身の傷ついた外交政策」

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、 「地域の恒久的な平和」 を確立する手段としての最終的なパレスチナ国家に関するバイデン大統領の提案を拒絶した。

アントニー・ブリンケン国務長官が世界経済フォーラムで演説し、ほぼすべての国から国際的な議論への米国の参加とプレゼンスに対する要望を受けたと述べたとき、多くのオブザーバーにとって際立っていたのは、米国が示した影響力とコントロールの喪失であった。

 マイヤーはさらに、アラブ5カ国が支持し、米国が承認した 「戦後ガザ計画」 は、 「イスラエル」 史上最も右派政権を率いるネタニヤフ首相が受け入れを拒否しているため、成功する可能性は低いと強調した。
 
フーシ派は、ガザへの援助が許可され、イスラエル占領軍がガザでの軍事的戦闘を停止するまで攻撃を続ける、と宣言した。

批評家たちは、長年にわたるサウジアラビア軍の空爆に対するフーシ派の抵抗力を観察してきた人たちは、米国と英国の攻撃は、フーシ派に最小限の影響しか与えないだろうと予想していたはずだ、と主張する。

困難な再選キャンペーンに挑むバイデンの国内戦線では、民主党と共和党の議員の間で、政権の 「イスラエル」 寄りのスタンスを支持するコンセンサスがある。しかし世論調査では、特に若い有権者の間で、現在進行中のイスラエルによるガザへの侵略に対するバイデンの対応に、大きな不支持があることが明らかになっている。

ブリンケンがダボスを出発する際、彼の飛行機が滑走路で故障した時に、世界的エリートが集まるこの会議のあるオブザーバーは、当該地域における米国自身の外交政策の失敗を暗喩しているようだと言った。」とマイヤーは締めくくった。
 
注)
 
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世界最貧国の、ろくな対空システムもない武装勢力を爆撃したら、へこむどころか、むしろ相手は「相手にしてもらえた」と喜んでいる。 ヤバイ状況だ。
 
米国の情報分析チームは、想像力に欠けている。 フーシ派が、どれだけ過酷な戦闘を経験して来たか、どれほど深い憎悪をイスラエル、米国、英国に抱いているか、そしてどれほど強い必死の覚悟を持っているか? そして、どれほど他国が協調してくれるか? 果たして、きっちり想定をした上で行動に出たのだろうか? 
 
フーシ派の攻撃力を完全に奪うには、地上戦を展開するしかない。 そんなことできない。 
 
米国は6回目の攻撃をしたようだ。 そして、フーシ派もまた攻撃をするだろう。このままでは無間地獄ですな。