US says Somali pirates likely behind attempted tanker seizure near Yemen
米国、イエメン近海タンカー拿捕未遂の背後にはソマリアの海賊の可能性があると言う
国防総省は、ハイジャック未遂はフーシ派の戦闘員ではなく、ソマリアの海賊の仕業である可能性が高いと語った。
以下翻訳 by Kotaroe
2023年11月27日
米国は、週末にイスラエル関連の貨物船を拿捕しようとした攻撃者グループは、イエメン近くのフーシ派の戦闘員ではなく、ソマリアの海賊である可能性が高い、と述べてた。
月曜日の演説で、国防総省のスポークスマン、パトリック・ライダー准将は、米国は週末に5人の武装した男によるハイジャック未遂とフーシ派の関係を排除していないと述べた。
「私たちは分析を続けているが、この5人がソマリア人であることは、最初に示されている」とライダーは語った。
「明らかに海賊関連の事件だ」 と彼は付け加えた。
米軍艦メイソンが現場に到着した後、武装した男たちが乗船した後、米海軍は週末にタンカー「セントラルパーク」の拿捕を阻止した。
今回のハイジャック未遂事件は、イエメンのイランが支援する反政府勢力フーシ派が同地域の船舶を相次いで襲撃している最中に発生した。米国は事件直後、フーシ派が支配する地域から米国の船舶に向けて弾道ミサイルが発射された、と発表した。
フーシ派はイエメン北部の広大な地域を支配しており、同国政府やサウジアラビア、アラブ首長国連邦の連合軍との1年にわたる戦争の後、この地域で勢力を拡大している。
イエメンでの戦闘は昨年より沈静化しているが、ガザ地区でイスラエルとパレスチナ武装グループハマスとの戦闘が続く中、フーシ派はイスラエルにいくつかの攻撃を開始した。
イスラエルに向けて発射されたミサイルや無人機による攻撃はほとんど失敗しているが、同グループは紅海でイスラエルとつながりがあると主張する商船を拿捕している。
今月初めにこのような押収があった後、米国はフーシ派を 「テロ」 組織に再指定することを検討している、と述べた。
国防総省は、週末に発射された弾道ミサイルは米艦艇の概ね方向に向けて発射されたが、艦艇から約19キロ(10海里)離れた海に落下し、負傷者は出なかったと発表した。
アデンのイエメン政府は攻撃の責任はフーシ派にあるとしているが、フーシ派はミサイル発射や船舶拿捕の試みについては認めていない。
セントラル パークは、イスラエルのオフェル家が所有するロンドンに本社を置く国際船舶管理会社ゾディアック・マリタイム・リミテッドによって管理されている。
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これ、わかんないよね。
この米国防省発表の前に、アラブ系のメディアが「フーシ派ではなく、米国が関連している可能性がある」と、いわゆる偽旗作戦の可能性を示唆するニュースを出している。慌てて、ストーリーを変更した可能性もある。
フーシ派は、前回の商船拿捕ではヘリコプターと高速艇の組み合わせで襲撃し、その様子を自ら撮影して動画を公表した。 それと比較すると、今回の襲撃はかなりお粗末だ。
どさくさ紛れに、ソマリアの海賊が行った可能性もあれば、米国の偽旗作戦か、あるいは単にパフォーマンス誇示の可能性もある。
アフガニスタン紛争を振り返れば、タリバン側の発表する戦況と米軍のそれは、常に食い違っていたが、結局は醜態を演じて撤退したのは米軍だった。 ウクライナ紛争での米英国防省の与太話プロパガンダの連発は、NATO&ウクライナ側の敗色濃厚な今、「いったい、あれは何だったの?」と、アホでも思うだろう。
今や、世界は米国の発表を眉に唾して聞く人々の方が多いだろう。自業自得だ。
そもそも、付近に米空母打撃群がいて、全然抑止効果を示せていないことが限りなくかっこ悪い。 海賊の襲撃阻止程度で、それらが払しょくできるわけがない。