Biden snubbed by Middle East allies as Arab world seethes over Gaza hospital blast 

By Nadeen Ebrahim, CNN 

Published 12:07 PM Wed October 18, 2023

 

ガザの病院爆破でアラブ世界は怒り狂い、バイデンは中東同盟国から冷遇される

 

概訳 by Kotaroe

 

米国に最も近いアラブの同盟国の中には、イスラエルとハマスの戦争がより広範な地域の大火災に発展するのを防ぐために、バイデン大統領と彼の外交官が中東を往復した際に、冷遇した国もあった。

ヨルダン、エジプト、パレスチナ自治政府は、水曜日にヨルダンの首都アンマンで開催される四者首脳会談のためにバイデンと会談する予定だったが、24時間もたたないうちに会談をキャンセルした。ガザのアル・アハリ・バプテスト病院で大規模な爆発があり、数百人のパレスチナ人が死亡したと伝えられている。パレスチナ当局は病院での爆発についてイスラエルを非難し、イスラエル当局はイスラム聖戦ロケットの誤発射が原因だと述べた。

ヨルダンのアイマン・サファディ外相は水曜日未明、アルジャジーラで「我々が望んでいる停戦を、首脳会談ではできないだろう。」と語り、病院での爆発を戦争犯罪とした。「そこで、開催しないことにした。」と述べた。

バイデンは水曜日にテルアビブに到着し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相や戦争内閣の閣僚らと会談した。大統領はイスラエルを引き続き支援すると約束し、病院の爆発は「あなたではなく、他のチームによって行われたかのように見える」とネタニヤフ首相に語った。国家安全保障会議は、政府は現在、イスラエルに爆発の 「責任はない」 と考えていると水曜日に発表した。

CNNは爆発の原因や死傷者の規模を独自に検証できない。


アラブの指導者たちは、戦争でイスラエルをほぼ完全に支持している米国政府に危機感を抱いているようで、ユダヤ人国家に対するアラブ人街の怒りが高まる中、バイデン政権から距離を置こうとしている。10月7日にガザのハマス支配者がイスラエルを攻撃し、国内で少なくとも1,400人が死亡して以来、ガザでは少なくとも3,478人が殺害された。

 

火曜日に病院での爆発のニュースが報じられると、レバノン、イラク、ヨルダン、イラン、トルコ、そして西岸地区のラマッラーで反イスラエルデモが発生した。

ほとんどすべてのアラビア語ニュースチャンネルがガザ戦争を24時間体制で報道し、パレスチナ人の死者の画像が流れ込んでいるため、アラブの指導者たちは国内での抗議活動が激化することも警戒している可能性が高い。ヨルダンは人口の大部分がパレスチナ系であるために、特に抗議行動の影響を受けやすい。

エジプトは水曜日、ガザの病院犠牲者のために3日間の服喪を宣言した。


アラブ首長国連邦の政府の考え方に詳しい同国のコメンテーター、アブドゥル・ハレック・アブドゥラは、「私たちがバイデンに見てきたことは、これほどイスラエルに愛着を持っているという点で、おそらくこれまでのどの米国大統領においても見たことがない。」と述べた。CNNに対し、アラブ諸国は、バイデンがイスラエルを批判せず、流血の惨事を止めることもしないと思われていることに 「非常にショックを受けている」 と述べた。アラブ諸国は「距離を置き、会わず、彼を無視する」と続けた。

イスラエルとパレスチナ自治区の境界であるエジプトとヨルダンは、ガザに隣接するエジプトのシナイ半島に、ガザから避難するパレスチナ人のための安全な回廊を設置するという米国の計画に特に反対している。


強制移住は レッド・ライン


ヨルダンのアブドラ国王は火曜日、パレスチナ人のヨルダンとエジプトへの強制移住は 「レッドライン (越えてはならない一線) 」 だと警告し、ヨルダンもエジプトもガザからの難民を受け入れるつもりはないと述べた。彼は、ガザからの避難を受け入れるという両国のいかなる提案も 「現場で事実上の問題を作ろうとする常連の容疑者による」 計画であると言い、難民が自宅に戻ることを許されない可能性を示唆した。

 

アラブ諸国のメディアは、ガザ地区からパレスチナ人を追い出して再占領し、帰還の見込みのないパレスチナ人を再びホームレスにすることはイスラエルの利益になると述べている。イスラエルは1967年から2005年までガザを統治し、その間にユダヤ人を定住させた。

エジプトの新聞は、パレスチナ人が故郷から追放されるという考えは、1948年のナクバ(大惨事)の再来になるだろうと非難している。ガザ地区住民のほとんどは、祖先が現在イスラエルの一部となっている地域出身の難民である。

水曜日に行われた
ドイツのオラフ・ショルツ首相との記者会見で、エジプトのアブデル・ファタハ・エル=シシ大統領は、パレスチナ人をシナイ半島に移動させることに反対し、エジプトではなくイスラエルが難民を受け入れるべきだと述べた。

「もし(ガザンの)追放という考えがあるのなら、イスラエルにはナカブ(ネゲブ)砂漠があり、そこにパレスチナ人を移動させることができる。

彼は、シナイ半島におけるガザ住民の存在は、半島を反イスラエル武装勢力の拠点に変え、イスラエルによるエジプトへの攻撃を促すだろうと警告した。

タハリール中東政策研究所 (ワシントンD.C.) のティモシー・カルダス副所長は、アラブの指導者は誰もガザからの追い出しを促進している、と見られたくはないと述べた。

エジプトのシシ大統領は「この問題に関して、西側のパートナーとの間に一定の距離を作り、世間の多くの批判や怒りを招く可能性のあるものから自分自身を隔離するために、非常に懸命に努力している。」とカルダス副所長は語った。

シシ大統領の発言は、サメ・シュークリー外相がCNNのクリスティアーヌ・アマンプールに対し、欧米が難民流入に 「敏感」 であるのと同様に、エジプトも敏感であると述べた翌日のものだ。

「なぜエジプトは200万人の人口流入を許さなければならないのか。」と述べ、すでに900万人の難民を受け入れていると付け加えた。パレスチナ人の移送の目的を理解していないとし、 「意図的」 である可能性があると付け加えた。

カルダスによると、
アラブの独裁者と友誼を結んできた西側諸国の政府は、世論を無視する能力をしばしば得策と見てきた。それは違う。特に今はそうではないかもしれない、と彼は付け加えた。

「現実には、独裁国家であっても、意見や情熱、限界点を持つ人々が存在する。」 とカルダスは言った。「そしてこれは間違いなく、エジプトのすべての人を激怒させたことだ。」 

 

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      また、こけた!

Photo NY Post

 

 

先に、米国務長官がブリンケンが、イスラエルの蛮行に怒り狂うエジプトとサウジで徹底的にコケにされた直後、のこのこと中東に飛んでイスラエル支持を明確にしたことは、米国の外交センスが狂いっ放しであることを世に示した。

 

米国のかざす正義やイデオロギーを信じている国など、今や絶滅危惧種だ( オソロシーことに極東某国の低能増税眼鏡トカゲは、そうかもしれない)。

 

さらに、威信の裏付けになる米国の軍事力に対しても疑念が生じている。 

 

面白い話がある。 昨日、米国の友人と長話をしていたのだが、彼は「どうして、バイデンが空母を2隻もイスラエル沖に派遣するのかわからない。 2隻とも沈めたいのだろうか?」と言った。 彼は、ロシア製極音速ミサイルが簡単に米空母を撃沈できることを知っているのだ。 まあ、IQ100を超えている人間は、皆知っているけどね。

 

ロシアは、米国とイスラエルがシリアでよほど変なことをしない限り、軍事行動には出ないでしょ。

 

ヒズボラ、バドル組織、イランはわかんないけどね。…と思ったら、イラクの米軍基地をドローン攻撃したやつがいたみたい。 

参照

Troops hurt after three drones attack US bases in Iraq as tensions flare after Gaza hospital blast AP  Updated 10:08 AM JST, October 19, 2023

 

話を戻すと、米国の凋落は始まっているとの確信はあったが、こんなに早く雪崩現象が生じるとは思ってなかった。