米共和党の保守系議員、マッカーシー下院議長の解任動議提出へ CNN 

2023.10.03 Tue posted at 10:13 JST

 

(CNN) 米共和党のマット・ゲーツ下院議員(フロリダ州選出)は2日、マッカーシー下院議長の解任を求める動議を提出するという異例の措置に踏み切る意向を明らかにした。

マッカーシー氏への異議申し立てが具体的にどのような展開を見せるのかは現時点で判然としない。ただ解任動議の提出は、これまで同氏が直面した中で最も深刻な脅威となる。解任には議場の投票での過半数の賛成を必要とする。

ゲーツ氏はかねてマッカーシー氏に対する批判を繰り返し、下院議長の地位からの追い落としに力を入れてきた。議会の制度上、どの議員にも新たな下院議長の選挙を要求することは認められているが、共和党指導部にはそうした動きを阻止もしくは引き延ばすための選択肢がいくつかある。

共和党の保守派は、
マッカーシー氏が民主党の票に依存する形で政府の予算切れを回避するつなぎ予算案の可決を進めたとして解任をちらつかせていた。先月30日に下院で可決されたこの予算案は、政府機関閉鎖の事態を回避するためのものだった。

ゲーツ氏はまた、
下院がウクライナ支援の是非を問う採決を行う可能性があることにも言及し、これもマッカーシー氏の解任を求めるもう一つの理由だと説明した。

政府機関の閉鎖回避に対する発言の中で、バイデン大統領はマッカーシー氏と他の共和党指導者らに向け、ウクライナ支援のための個別の採決を実施することへの期待を表明していた。

マッカーシー氏自身は、ウクライナ支援を採決にかけるいかなる裏取引も結んでいないと強調している。

解任動議では、5人以上の共和党議員が賛成に回る恐れがある。これは解任を成立させる造反者の数を超えるため、
マッカーシー氏としては留任に向け、民主党議員の票を獲得する必要に迫られるのが確実な見通し。事情に詳しい情報筋が明らかにした。

2日、マッカーシー氏は民主党議員と取り引きを結んで解任を回避する選択肢も排除しないと述べた。

ゲーツ氏はCNNの取材に答え、トランプ前大統領とマッカーシー氏解任について話をしたと明らかにしたものの、内容の詳細を述べるのは控えた。

 

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ゲーツ議員は、解任動議は一回では可決できないかもしれないが、ダメならまた動議を出す、と言っており、騒動は短期終息が難しいようだ。

 

暫定予算は11月中旬までの分だから、それ以降の予算を期限までの決めないと、また政府機関閉鎖の問題に直面する。

 

マッカーシーは、留任のために民主党議員の支持を得ることも視野にいれているようだが、「それをやっちゃあ、共和党議員リーダーとしてはおしまいだよ!」との声も当然上がっている。

 

この悶着の中で、ウクライナ援助はクローズアップされざるを得ないわけで、ウクライナ援助と国境問題、そして広義の不法移民問題に対する姿勢による議員の色分けも進むかもしれない。

 

いずれにせよ、マッカーシーの政治生命には警告ランプが点灯したようだ。 

 

ウクライナ援助は、軍産複合体の受益者が議会にはまだまだ多いために、いずれかの時点で、バイデン要求の240億ドルからかなり減額されて成立するのだと想像している。 先週の上院案では、1/4ぐらいに減っていたが、まあ、それがたぶんマックスなのだろう。 

 

ゼレはバカだから、どう判断するか読めないが、この雰囲気を察知して、かつ現実の戦況を鑑みれば、普通の脳みその持ち主なら、ウクライナ軍の戦略を攻撃から防御に転換する。 

 

米国も、不法移民へのサービスコストがエライことになっていて、社会不安の増大にも直結している現状がある。 でも、バイデンは修正しようとしない。予算成立が不透明になれば、ボケた頭でも危機感が生じて狼狽デンになるのだろうか? それともボケ過ぎて危機感を持てない老灰デンなのか?