危惧したように、昨夜は曇天。

 

空一面を暑い雲が覆う。

 

大気も爽やかさは微塵もなく、暑苦しく、重い。

 

虫の音も、どこか音が曇っている。

 

走り終えて、広場でスクワットをやっていた。

 

時計を見ると11時。

 

途端に、風が吹き始めた。

 

空を見上げる。

 

雲が割れて、お月様が顔を出した。

 

何を願って、何をつぶやいたか、覚えていない。

 

狂ったような夏の終わりに去るのは何?

 

そして何の始まりを暗示するのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

Rhapsody · Dan Siegel