EU's Ukraine Grain Policy Fractures Europe: Poland, Hungary & Slovakia Remain Defiant 

BY TYLER DURDEN 

SUNDAY, SEP 17, 2023 - 08:35 PM

 

欧州、EUのウクライナ穀物政策に亀裂ポーランド、ハンガリー、スロバキアは依然として反抗的
タイラー・ダーデン
2023年9月17日 (日曜日) 午後8時35分

 

以下概訳 by Kotaroe

 

欧州連合 (EU) の金曜日の発表により、加盟5カ国におけるウクライナ産穀物の輸入禁止措置が事実上終了したことで、ブリュッセルは再び一部の東欧・中欧主要国との対立することになった。欧州委員会は 「現行の措置は本日をもって失効する」 と発表したが、これはキエフが輸出を管理するという口頭での約束に基づいている、と報道されている。

 

ロシアの侵攻直後、EUはウクライナの食料品に割当と関税をかけることで統制を図ったが、安価なウクライナの穀物がヨーロッパ市場に溢れ、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアなどの農家の生存が脅かされた。ポーランド、ハンガリー、スロバキアといった、これらの国々の一部は、今では自分たちは協力しないと言い、EUの決定に逆らって一時禁止を延長する、と一斉に発表した。

 

これにより、水面下で激しくなっていた戦いが再燃し、ウクライナ紛争に対する欧州連合の対応を分断する恐れがある。このように、国連とトルコが仲介する黒海穀物構想から (更新しないことで) 離脱するというプーチンが動きは、クレムリンから見れば望ましい効果をもたらしている。

 

ポーランド国営メディアによれば、ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は金曜日に、「EUの反対にもかかわらず、我々はこの禁止措置を延長する」と反抗的な発表をした。現在の緊張を強調するように、モラヴィエツキ首相はEUの指導者たちを名指しで非難し、「ベルリンやフォン・デア・ライエン、トゥスクやウェーバーの言うことは聞かない。それがポーランドの農家のためになるからだ」と語った。

 

ウクライナの陸上穀物輸出の多くは、他のEU加盟国への輸出を意図して隣国ポーランドに流入したが、大部分は国内で足止めされる傾向にあり、その結果、価格が暴落したことでポーランドの農民に深刻な影響を与えた。憤慨した農民たちは、全国で何度も大規模な抗議行動を起こした。ポーランド政府は 「ポーランドの農民と消費者の利益」 のためにEUに逆らっている、と語った。

 

ハンガリースロバキアからも同様の声が上がっている。ハンガリーのオルバン首相は土曜日の『X』で、自国は「自分たちの手で問題を解決する」つもりだと語った。オルバンは、EUに反抗して、こう語った

 

アフリカ向けのウクライナ農産物が中欧市場にあふれている。ブリュッセルの官僚たちは、欧州の農家の問題を再び見て見ぬふりをしているので、ハンガリー、ポーランド、スロバキアは国家単位で輸入禁止を延長している」 。


スロバキア農業省は金曜日、ウクライナの穀物禁止を独自に延長すると発表し、同国は 「国内市場」 を守らなければならないと述べた。一方、EU指導部は挑戦的な国々に対し、新協定やブリュッセルの政策に 「沿って行動」 し、 「一方的な措置を控える」 ように促した。

 

西側の同盟国は、NATO加盟国であるルーマニアとブルガリアの沿岸海域を通るウクライナ船舶の黒海ルートの代替案を交渉することで、事態を改善しようとしている。しかし、ウクライナの港湾や穀物インフラ、特に黒海に到達するために、ウクライナが依存せざるを得なかったドナウ川沿いへのロシアの攻撃が強化されていることは、問題解決の妨げになっている。

 

​​タス通信が掲載した新たな声明によると、「ロシア軍は、港湾インフラの標的、人員配置、ウクライナの無人モーターボートの生産・保管施設に対し、一週間で11回の大規模な外科的攻撃を行った とロシア国防省は発表した。」

 

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Photo World Grain

 

 

EUの官僚組織とそのトップは、EUの弱体化、破壊に繋がることしか最近はやっていない。 特にフォン・デア・ライエンは、選挙で選ばれたわけでもないのに、いったい誰の後押しで、教条的、かつ根拠不明の暴政にまい進しているのか?

 

ま、ともあれ、やはり背に腹は変えられないという理由で、EUの分断は進む。

 

際立つのは、EUの教条的反露主義者のあまりにも思慮が浅いバカさ加減と、それと対照的なプーチンの深謀遠慮だ。

 

要は、プーチンは、EUが自分の首を絞めているのを手伝っているだけだ。

 

かくて、ウクライナとウクライナ人は、日に日にEUの重荷になっていく。 「たちの悪い子泣き爺」みたいなものだな (-_-)

 

それにしても、米国もいつものパターンだ。 「ロシアがウクライナ穀物のアフリカ輸出を妨害している」なんて散々騒いでおいて、ウクライナ産の大部分がアフリカに行っていない状況が明らかになると、口をつぐむ。 日本マスコミも、それに追随。

 

日本語ニュースだけ見ていると、ホント、根っからのバカになる。