G20 首脳宣言 ロシアを名指しで非難する文言は盛り込まれず NHK

2023年9月10日 7時28分

 

抜粋

 

インドで開かれているG20サミット=主要20か国の首脳会議は9日ウクライナ侵攻について「威嚇や武力の行使を控えなければならない」とする首脳宣言を採択しました。ただロシアを名指しで非難する文言は盛り込まれず、首脳宣言のとりまとめを優先した形となりました。

 

宣言では、最大の焦点となっていたウクライナへの軍事侵攻について「すべての国は領土の獲得のための威嚇や武力の行使を控えなければならない」と明記したほか、「核兵器の使用や威嚇は容認できない」などとしています。

 

しかし去年、インドネシアでのG20サミットで盛り込まれたロシアを名指しで非難する文言は盛り込まれず、ウクライナ外務省の報道官はSNSへの投稿で「G20は何も誇れるものはない」などと批判しました。

 

議長国インドとしては欧米とロシアそれにグローバル・サウスの国々の主張を反映させ、首脳宣言のとりまとめを優先した形となりました。

 

インド ジャイシャンカル外相「1年前とは状況は異なっている


インドのジャイシャンカル外相は会見で首脳宣言の採択について、「ここ数日は、ウクライナの戦争を中心とした地政学的な問題にかなりの時間を費やした。特にこの問題においてはインドネシア、インド、ブラジル、南アフリカといった新興国が主導的な役割を果たした」と述べ、インドとともにグローバル・サウスの国々がウクライナ侵攻をめぐる表現のとりまとめに重要な役割を果たしたことを明らかにしました。

一方で去年、インドネシアのバリで開かれたG20の首脳宣言にはあったロシアを名指しで非難する文言がなくなったことについて、会見では記者団からロシアの合意を得るために表現を弱めたのではないかという質問がありました。

これに対しジャイシャンカル外相は「
バリはバリ、ニューデリーはニューデリーとしか言いようがない。1年前といまでは、状況は異なっている」と述べるにとどまりました。

 

中国 李強首相 処理水の海洋放出には触れず


中国外務省によりますと、李強首相は9日午前、G20サミットで演説し、「G20のメンバーは、団結と協力の初心を守り、平和と発展の責任を担うべきだ」と強調しました。

また「
われわれは、地球の緑の故郷をともに守り、海の生態環境を保護しなければならない」と指摘したとしていますが、発表では、東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海洋放出には触れていません。

 

 

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Photo POLITICO eu

 

 

国際政治の舞台で、従来のパワーポリティックスの地図が書き換えられつつあるのですね。

 

物凄く簡単に言えば、欧米発の嘘八百与太話、ダブルスタンダードの能書きに対して、「聞く耳を持たない」国々が増えて、かつ力をつけてきた。 それに対して、欧米は引き下がらざるを得ない。

 

G7がBRICSに押され始めたとも言える。

 

それとあれですな。 ウクライナが猛反対する国際決議というものは、大概が世界にとって良いことですね。 外道極悪腐敗国家の、ゴキブリ政治家が不平を言っているのは、世界の衛生上良いことに決まっているわけです。

 

気になっているのは、最近、中国が日本に「関係悪化をお互いに食い止めようよ」とのシグナルを送っていることだ。 G20でも、それが垣間見える。

 

記述通り、私は核武装賛成、原発反対、汚染水放出反対、仮想敵国は中国と北朝鮮に絞ってロシアとは正常な関係を持つべし、という立場だが、中国がこういうシグナルを送ってくるのなら、むげにしない方が良いと考える。 それ相応の対応をすべきだ。 だって、戦争のリスクは低い方が良いのは当たり前でしょ?