ウクライナ軍、南部の州都ヘルソン近くの集落奪還…南部でも反転攻勢が進展か 2022/09/15 18:47
【キーウ=梁田真樹子】ウクライナ南部ヘルソン州議会の議長は14日、ウクライナ軍が州都ヘルソンから約20キロ・メートル北西の集落を露軍から奪還したと明らかにした。ウクライナ軍の南部での反転攻勢が進展している可能性がある。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は15日未明のビデオ演説で、東部ハルキウ州で約400の集落を奪還し約15万人を解放したと宣言した。
ウクライナ軍がヘルソン州で奪還した集落は、交通の拠点だ。ウクライナ軍はヘルソン州の奪還に向け、ヘルソンがあるドニプロ川西岸の遮断を狙い、米国が供与した高機動ロケット砲システム(HIMARS)を駆使し、露軍の補給路や弾薬庫を集中的に攻撃してきた。
ウクライナの国防次官は14日、ハルキウ州で6日以降に約8500平方キロ・メートルを露軍から奪還したと説明した。ハルキウ州知事によると、露軍占領地域は州全体の約6%に減少した。ウクライナ軍は、南部の反攻を本格化させるタイミングととらえている模様だ。
ウクライナ大統領府副長官によると露軍は14日、ヘルソン州に近い南部クリビー・リフに巡航ミサイル8発を撃ち込み、ダムを破壊した。インフレツ川の水位が急上昇しており、氾濫の恐れがある。
露軍は、発電所など市民生活に直結する重要施設への攻撃を強化しているが、米政策研究機関「戦争研究所」は、露軍が、インフレツ川の下流にあるウクライナ軍の浮橋を使用不能にして反攻を妨害しようとした可能性を指摘した。
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相変わらず、米英国防省、ゼレンスキー政権の徹底した与太話プロパガンダが続いているようだ。 残念ながら、日本を含めた多くの西側ディアは、その垂れ流しをするしか能がない。
今まで通り、話半分どころか、9割ぐらい差っ引いて読んでおいた方が良いだろう。
今回の攻防戦で恐ろしいのは、ロシアが戦い方を変えて来て、インフラへの攻撃を始めたことだ。
さらには、大規模な予備軍の投入をしないことも不気味だ。 プーチンは、持てる兵力のうちの10%もウクライナに投入していない。
おそらく大規模な地上軍の攻撃による戦闘をする気がない。 あくまで、一定兵力を機動的に使い回して対応している。
状況から推測できることは、戦闘においては、広範囲の領土奪取が目的ではなく、アウトレンジからの航空機、ミサイル、ロケット砲、重砲によるウクライナ軍戦力削減が目的だということだ。
そして、インフラを破壊することによる、ウクライナ軍戦闘継続能力の大幅低減だ。
さらには、当然、ウクライナ支配地域における人々の生活レベルが危機的レベルに落ちることことを意味する。 燃料確保、電気、水道、交通、通信が確保できなくなる可能性がある。
つまり、現ウクライナ政権の国家としての立ち枯れを狙っている可能性がある。 このまま冬に向かえば、ウクライナはエライことになるのではないか。
ドイツ連邦軍将官の談話がニュースになっていた。 さすがに、ゼレンスキー並びにメディアの与太話に対しては懐疑的なようだ。
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Eberhard Zorn Bundeswehr-General sieht keine echte Gegenoffensive in der Ukraine Gestern,
エーバハルト・ツォーン
ドイツ連邦軍将軍はウクライナに真の反攻はないと見ている
以下抜粋翻訳 by Kotaroe
Das Wichtigste
Die Gegenoffensive der Ukraine und die daraus resultierenden Rückeroberungen sind derzeit in aller Munde.
Doch Bundeswehr-General Zorn sieht noch keine Gegenoffensive.
Außerdem verteidigt er die deutschen Waffenlieferungen - und warnt davor, noch mehr zu schicken.
ポイント
ウクライナの反攻とそれに伴う領土奪還が話題になっている。
しかし、ドイツ連邦軍のツォーン将軍は、まだ反撃はないと見ている。
また、ドイツの武器輸出を擁護し、これ以上の武器輸出に警告を発している。
Bundeswehr-Inspekteur General Eberhard Zorn kann bislang keine echte Gegenoffensive der Ukrainer erkennen: „Ich bin mit den Begriffen vorsichtig“, sagte er in einem Gespräch mit dem Berliner Nachrichtenmagazin FOCUS, das am Samstag erscheinen wird.
ドイツ連邦軍のエーバハルト・ツォーン総監は、ウクライナ側による本格的な反撃はまだ確認できていないと、ベルリンのニュース誌『FOCUS』のインタビューで語った。
Er sehe allenfalls „Gegenstöße, mit denen man Orte oder einzelne Frontabschnitte zurückgewinnen, aber nicht Russland auf breiter Front zurückdrängen kann“. Auch der herannahende Winter werde „das Leid nicht mindern – im Gegenteil“. Die ukrainische Armee agiere zwar „klug, bietet selten eine Breitseite und führt souverän und sehr beweglich die Operationen“.
せいぜい「反撃は戦線の場所や区間を取り返すのには有効だが、広い戦線でロシアを押し返すことはできない」と見ている。冬が近づいても「苦しみが減ることはない-逆に」。ウクライナ軍は「賢明な行動をしており、めったに広範な攻撃はせず、冷静に、非常に機動的な方法で作戦を展開している」。
Und „noch vor zwei Wochen hätte ich gesagt, dass der gesamte Donbass in sechs Monaten in russischer Hand ist. Heute sage ich: Das werden sie nicht schaffen.“ Aber ob die Ukrainer wirklich die Kraft für eine Gegenoffensive hätten, bezweifelt Zorn, der ranghöchste Soldat der Bundeswehr: „Sie bräuchten eine Überlegenheit von mindestens 3 zu 1.“
そして、「ほんの2週間前なら、ドンバス全域が6カ月でロシアの手に渡ると言っていただろう」と。今日、私はこう言います。「彼らはそれを管理できないだろう」と。しかし、ウクライナ側が本当に反撃する力があるのか、ドイツ連邦軍最高位の軍人であるツォーンは「少なくとも3対1の優勢が必要だ」と懐疑的だ。
Zorn warnt: Putin hat die Möglichkeiten für eine zweite Front
Im FOCUS-Interview bekräftigte Zorn seine Befürchtung, dass Russland eine zweite Front aufmachen könnte und nannte mögliche Angriffsorte: „Kaliningrad, die Ostsee, die finnische Grenze, Georgien, Moldau… es gibt viele Möglichkeiten. Die Fähigkeiten hätte Putin. Auch wenn etwa 60 Prozent seiner Landstreitkräfte im Ukraine-Krieg gebunden sind, verfügen die Landstreitkräfte sowie vor allem die russische Marine und Luftwaffe noch über ungebundene Kapazitäten. Würde Putin eine Generalmobilmachung anordnen, hätte er auch keine Personalprobleme.“
ゾーンは警告する:プーチンは第二戦線のための手段を持っている
FOCUSのインタビューで、ゾーンはロシアが第2戦線を開くのではないかという危惧を改めて示し、攻撃の可能性のある場所を挙げた。カリーニングラード、バルト海、フィンランド国境、グルジア、モルドバ......いろいろな可能性がある」。プーチンは能力を持っているだろう。陸軍の約6割がウクライナ戦争に拘束されているとはいえ、陸軍、特にロシア海軍と空軍はまだ未稼働の戦力を持っている。プーチンが総動員を命じれば、兵力不足にはならないだろう。」
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調べればわかることだが、ロシアは予備軍、国境軍を合わせて、少なくとも250万人は短期間で動員できる。 プーチンに余力があるのは間違いない。 だから上記のドイツ将官は、第2戦線の心配をしているのだ。
ハチャメチャに現実離れしたメディアのニュースばかり追っていると、事実がまるでわからなくなるだろう。