欧州ガス価格、冬季に60%上昇へ 西側の制裁が影響=ガスプロム
[モスコー 16日 ロイター] - ロシアの国営ガスプロムは16日、西側諸国の制裁措置により輸出と生産が減少し続けているため、欧州の天然ガス価格は冬季に60%上昇し、1000立方メートル当たり4000ドルを超えるとの見通しを示した。
ガスプロムは「欧州のスポットガス価格は1000立方メートル当たり2500ドルに達している。上昇傾向が続けば、控えめに見積もっても冬季には4000ドルを超える」との見通しを示した。
ロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1」は、タービンなどの機器の問題で供給量が従来の20%程度まで減少。ガスプロムによると、1月1日から8月15日までのガスプロムの全般的な天然ガス輸出は36.2%減。生産量は13.2%減少した。
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ドイツ経済は、このままでは今冬に破滅ですね。
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[フランクフルト/デュッセルドルフ 17日 ロイター] - 欧州のエネルギー危機で経営が悪化しているドイツのガス・電力会社ウニパーが17日発表した上期決算は、純損益が123億ユーロ(125億ドル)の赤字となった。
ロシア産ガスの供給が減少し、他国産ガスを高値で購入したことが響いたほか、融資先のガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」に関連して27億ユーロの減損費用を計上した。
同社は先月、150億ユーロの政府支援を確保。これにより「はるかに大きな損失を招く連鎖反応を回避できる」見通しという。
通期の見通しは示せないとし、赤字になるとのみ表明した。来年は業績が改善する見通しで、2024年初めに「赤字ゾーン」から脱却することが目標としている。
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信じがたいほど頭が悪く、妙な刷り込みでウクライナ愛に満ちているチホー性自称保守老人会(若年性チホー含む)の皆さんは、ウクライナ紛争開始後、「ロシアの席化燃料購入を止めろ!」、「ガスなんて他からいくらでも買える」などと、妄言を吐いていたが、どうやら世界の石油生産量とシェア、天然ガスとLNGの違いなど、まったく理解していなかったことは明らかだった。
多くの経済評論家、国際政治学者も同様だ。 ロシア産エネルギーを買わずに、他国産を買うということは、購入コストが恐ろしく跳ね上がることを意味する。 結果、ウニパーのような企業が続出する。
そして、今、冬に向けて明るい見通しはない。
欧州でガス価格が上がれば、世界にも影響は波及する。
Natural Gas Futures
ホント、ヤバいよ。
超腐敗国家ウクライナの外道政権と縁を切って、見捨てて、対露経済制裁を止めて、ノルドストリーム1に加えて2も動かせば、事態は劇的に改善する。
損得勘定が一番大切。
もっと大事なものがあるとか、わけのわからん事を言って、ウクライナを応援している向きのIQは、キリギリス並み。