イタリア議会でのゼレンスキー大統領の演説 半数の議員がボイコット マスコミ 2022年4月8日, 23:16

 

ウクライナのゼレンスキー大統領のイタリア議会での演説にほぼ半数の伊議員が欠席した事実について、米ニュースメディア「ポリティコ」は「ロシアへの支持が維持されている表れ」との見方を報じた。

 

伊日刊紙「Il Fatto Quotidiano」が議会内の独自の消息筋からの情報として伝えたところによると、ゼレンスキー大統領の演説を聞く上下院合同会議を欠席した議員は少なくとも350人。下院はほぼ満席であったのに対し、上院はほとんどが空席だった。イタリア議会は630名の議員のうち、上院議員は315名。

 

ポリティコは、イタリア議会内に右翼と左翼による強固な陣営が形成され、これがウクライナへの武器供給や伊政府の軍事費増額計画に一貫して異議を唱えている状態が、ドラギ伊首相の連立与党に緊張感を呼んでいると報じている。

 

極左政党「シニストラ・イタリアーナ(イタリア左翼)」のニコラ・フラトヤンニ党首は、「我々はNATOを承認していない。NATOは世界が分断されいた時代の産物だ。そうした世界はもう存在しない以上、我々は多くを見直す必要があるのではないか」と指摘している。同党はロシアの行動を非難したものの、ウクライナへの武器供与には反対票を投じている。

 

 

歴史的な恥辱 ギリシャ野党、ウクライナ民族主義のアゾフ大隊が参加した演説を非難 

 2022年4月8日, 19:58

 

ギリシャの政党の代表は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、ウクライナの民族主義的な戦術単位、アゾフ大隊の兵士とともにギリシャ議会で行った演説について否定的な反応を示している。ゼレンスキー大統領は、キリアコス・ミツォタキス首相のイニシアティブにより、オンラインで約15分間の演説を行った。

 

演説でゼレンスキー大統領はウクライナ情勢について語り、ギリシャに対して可能な限りの支援を求めた。その演説で、ウクライナ南部のマリウポリにいるギリシャ出身の2人の戦闘員が登場。そのうちの1人はマスクで顔を覆っており、もう1人はアゾフ大隊の戦闘員だと明らかにした。

 

ゼレンスキー大統領の演説に、ギリシャの野党は激しく反応した。「SYRIZA-急進左派連合」のツィプラス党首は演説終了後、スタンディングオベーションを行わなかった。

 

ツィプラス氏は、「ミツォタキス首相には絶対的な責任がある。(中略)これは歴史的な恥辱だ。ウクライナの人々との連帯は当然のことだ。しかし、ナチスが議会で発言する権利を持つことはできない」と述べた。

 

その後、ギリシャ政府は、過激な民族主義グループ「アゾフ」の兵士がギリシャ議会での演説に参加したのは誤りであったと認めた。

 

ヤニス・イコノム首相補佐官は、「アゾフ大隊のメンバーが演説に参加したのは誤りで、失敗である」と述べた。

 

ウクライナには、国内での活動が禁止されているにも関わらず、実際には民間軍事会社として存在する複数の組織が活動している。その1つがアゾフ大隊で、正式には国家警備隊の下部組織とされている。この大隊のメンバーは、過激な極右やネオナチのイデオロギーと関連がある。アゾフ大隊は、ロシア領内での活動が禁止されている。

 

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ゼレンスキーの演説は、イスラエルでも強烈な拒否反応があった。

 

ゼレンスキー政権にネオナチがいる、とするプーチンの言が、言いがかり、虚言だという米英発メディアの翻訳垂れ流しニュースを信じている人が、まだかなりいるが、

間違いなく存在している。 アゾフ大隊は変質してまともになった、なんていう戯言を垂れ流すメディアもあるが、へそで茶が湧く。

 

イタリアとギリシャは、歴史的にウクライナと近く、民間ベースの情報が日常的に入ってくる。 だから、拒否反応が出るのも当然だ。

 

日本の国会は・・・・かなりおめでたかった、と言うか、情けないなあ・・・・

 

ウクライナについては、人道援助だけで良い、何度も言うけど。

 

援助の金は、どこにどう吸い込まれていくか、世界有数の腐敗国家だけに、わからない。 

 

ウクライナ紛争は、本格的ヤクザと、下種のチンピラの闘争に似ている。 どちらがどうかは、バカでもわかるでしょ。 チンピラの背後には、援助してくれる謀略国家がいる。

 

国連の決議を見ても、この紛争から距離を置こうとしている国々が徐々に増えている。 損得勘定では、それが正しい。