今年何にも書いてなかったのだな、と今さらながら気づき、久しぶりのブログ投稿となった。
塾講師という仕事柄か、毎年1月、2月はなぜかバタバタしており、あれこれ考える余裕を失うが、陽気も先週の大荒れを乗り越えて待ちに待った春を感じつつ、これからどう成していくかを考えている。
まずは、文芸評論家の浜崎洋介氏の存在を、剣術の師から教えていただいたことが、この年末年始の大きな出来事だった。政治の世界で保守という考えがある。Youtubeで様々な保守論客の話を聞いて来たが、海千山千、中には怪しいのもかなりいることを最近とみに実感しているが、浜崎氏との出会いで、この腐った時代にまだここまで筋の通ったことを堂々と主張する人がいるのか、と驚くと同時に、同世代でこの時代を共に生きていけることに喜びすら感じている。
文芸評論から世の中を切り取っていくスタイルを身につけたいと思う。彼の著作を今後読み進めると同時に、彼が研究対象としている小林秀雄、福田恒存を読み進めていきたい。福田恒存については先日「明暗」を読み、今までにない感銘を受けたが、彼の評論集を読むことで戯曲を分析する上での糸口になるかもしれない。愚昧な人間で少しずつではあるが、しっかりとあゆんでいきたい。まずはここまで。