究極の麺料理シリーズ3回目にしていきなり切り札をきってしまうのはどうかと思うが、とりあえずよさこいも終えて家にいる時間も増えてきた今日このごろ。地元随一の麺料理屋、本当は教えたくないが休日の今日、久しぶりに訪れたのもあり、ご紹介したい。
宮廷麺「なにや」さん。ネーミングからして物々しいが、この店の麺は他の店とは一線を画す。
翡翠麺。もちろん宝石を食べるわけではない。
翡翠の色のように見えるのは、ほうれん草が練り込まれているせいで、薄緑色に美しく映えた麺は食べるのももったいないと思わせる。そしてこの店のサブタイトルである宮廷麺は中国明清の歴代の皇帝が食したことが由来で、お店の入り口近くには永楽帝など明清の肖像画が飾られている。
今日はお腹が空いていたので1300円とちょっと高いが「チャーシュー麺」を注文する。
ちなみに常連客によく注文されるのは900円の「麺菜」で野菜たっぷりの麺料理だが、今日は野菜より肉が食べたかったので即決。
着丼。はくさい、ブロッコリー、メンマ、きくらげ、玉子など、意外にもチャーシュー以外の具材が多い。久しぶりに野菜をたくさん食べる。
チャーシューは5枚ほど入っていて、一枚一枚がそんなに大きいわけではないが、身が詰まっていて、見た目以上に食べ応えがある。
そして翡翠麺。着丼当初は少ない?と思ったがチャーシューが予想以上に腹に効いて、二郎並に気合い入れて食べた。中盛にしたら今日はやばかったかも。それぐらい一つ一つの食材に手がかけられて充実しているのだといえる。
スープは薄味の醤油味で、上品な飲み口。乾杯。
この店は麺だけではなく、チャーシューだけでもなく、全ての食材が素晴らしい。そしてこの店は実は麺料理だけではない。三色餃子という超ヒットメニューもあり、地元の方々に大変親しまれている。
ちなみにとなりのうどん屋さんはなにやの店主の弟さんが経営。兄弟で麺を追求しているのはすごい。こちらも後日訪れてみたい。