昨日の地理の授業での出来事。テーマがロシアの地理だったのでシベリア鉄道について話した。ウラジオストクからモスクワまで約7日かかること、風景もあまり変わり映えしないこと、シャワーやトイレも旧式のままの車両があること、だれがのってくるかわからないこと、これが僕にとってはリスクと感じたんだけど、聞いてくれていた生徒は面白そうだ、いつか乗りたいと言っていた。

この違いはなんだろう。年齢の差と片付けられない何かを感じている。僕は予想される危険があればそこには向かわない。彼は危険があることを承知でそこに向かう。世界を開くということにおいてこの差はあまりに大きすぎる。一度きりの人生。ちょっとした危険にびびりたくない。