社会科授業について振り返る新コーナー。ほぼ自分のためにやっているが誰かの足しになればという思いも多少はある。


本日の授業。地理のオンライン授業。ヨーロッパ地誌がテーマ。イギリスに天皇陛下が来訪されていることをイントロに、イギリスの産業の変化(工業→金融)、ドイツの炭鉱業、自動車工業に触れる。北海油田の話からイギリスとノルウェーの原油の輸出入の状況について触れ、ハイテク産業として航空機産業としてエアバス、フィンランドのノキアについて触れた。最後に中学レベルのヨーロッパの課題、環境問題、交通問題、経済格差について触れる。話題としては掘り下げていったらどれも面白いに決まっているのだが、ひとつの単元に使える時間は復習も含めると限られるのでせいぜい1〜2トピック。選んだトピックの中から生徒の興味関心に合わせてどのトピックを深掘りするかを考える。自動車産業は割と深掘りして授業準備したため割と関心を引いたかもしれない。

終盤は用語説明が多くなってしまい、平板になる。ただ平板になる時間も仕方がないかな、と思った。教師としては生徒の感情の抑揚を求めて面白い話題を話したいと考えがちになる。しかし、単元の中で必ず覚えてほしい出来事、用語について分かりやすく伝えてしっかり覚えてもらうことも大切だ。つかみと用語説明と盛り上がり、授業展開のバランスを毎回試行錯誤している。