来年のことを考えるのは早すぎるかもしれないが、なんといっても、来年5月に、教育実習という大きなイベントを迎えるため、今からさまざまな準備をすることに迫られている。授業設計の方法を学ぶ、グループワークについて学ぶ、経済や政治、地理など、社会科に関連する知識について学ぶ、および、学んだことを、仕事の中で、実践していくことも日々意識しなくてはならない。兎にも角にも、この半年は、非常に大切な時期であるが、大きな成長の機会にもなるだろうから、ワクワクもしている今日この頃である。

教育についてがっつり学ぶ、この数年の体験は、新陰流や演劇を伝えていく上でも、大きく貢献するであろうと考える。新陰流については、まだ見えないが、演劇については、授業の中でも、俳優のトレーニングや、スキル、役作りのメソッドが、教育効果を大きく高めることがわかってきた。今は「教育方法としてのドラマ」という書籍を読みながら、研究を進めているが、いずれは、自分独自のメソッドを作って、事業化したいと考えている。

来年、40代も半ばを迎える、これから、50代にかけて、一表現者だけでなく、教育者、演出家、作家、そして、事業家として、マルチに働いていくことになるのかな。これ一つだけというのが、カッコいいと思ってはいるが、人生を生きていくなかで、さまざまな立場で働くことは、人としての厚みを作る上でよいことだと思う。肩書はどうでもよい。世のため、人のために役立ちたいと思う。