今日は、この後、仕事もあるが、久しぶりに心がゆったりしている。教職過程も、来年、教育実習を迎えることとなり、3年前の入学当時の行き詰まりが、ウソみたいに急ピッチで進んでいる。今週は、予定通り、大学の経済学レポート、政治学の在宅試験も片付け、ホッとしている。
ふと、本棚を読むと、読みたい本がたまっている。立原正秋という稀有な才能と出会ったことがきっかけで、平安時代の女流文学や和歌に興味が出たのが3年前。蜻蛉日記、更級日記、紫式部日記など読んできたが、今年は、大学のレポートを毎月書き続けていたせいか、とまっている。本棚にある建礼門院右京大夫集からまだ読み進めていこうか。
立原に影響を与えた川端も気になっている。美しさと哀しみと。どこでみたんだか忘れたが、美しい題名と、設定の斬新さに惹かれる。中公文庫でフランス語版が出ているが、日本語はないか。
石川雷蔵の文芸作品。歌行燈、婦系図、ぼんち、炎上と立て続けに視聴。原作である小説と映画の差異について考えるというテーマ。泉鏡花の歌行燈からやっていこうと思い、先日再読したが、文語体のせいもあり、やや難解。ただ、朗読してみると、独特の言い回しが、とても気持ちが良い。音読することから何か開けてくるかもしれない。