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じゃーん。
すっかり放置状態が続いている当ブログ。文章書くのは好きだけど、持ち前のものぐさが更新することを邪魔している。

久しぶりの更新で、いきなり宣伝になってしまいますが、約5年ぶりに、舞台に立つこととなりました。今回は、なんと舞踏公演です。おそらくほとんどの方が馴染みのない分野だと思います。ひらたくいえば、踊りです。我のことながら、まさか人前で踊る日が来るとは夢にも思わなかったです。この舞踏、数十年前は、大野一雄さん、土方巽さんといった大スターがいて、一世を風靡したこともあったようですが、今は風前の灯火といったところでしょうか。ヨーロッパでは、かなり人気があるそうですが、日本発祥とはいえ、現状かなり厳しいようです。

舞踏に関わったのは、冒頭写真にいらっしゃる、最上和子先生をご当人のブログを通じて、知ったことがきっかけでした。今だから言えるのですが、ブログを知ったのも、ものすごい偶然で、黒川能をインターネットで調べようとしたが、その黒川という名前がど忘れて、出てこず、あ、山形だから、最上か、と、唐突に出てきた言葉と、能で検索したところ、ヒット。演劇をしていたころから、身体については、興味がありましたが、最上先生ほど強靭な思想につらぬかれた文章を見たのは初めてでした。祭りや儀式ということに触れられていたことも親和性を感じた理由の一つです。

2014年からご自宅のある野田市まで、月に2.3回のペースで稽古に通い始めて、早もうすぐ4年に。なんやかんやで、劇団に在籍した期間を超えたんですね。劇団をやめて、3年くらいは、舞台に立ちたい、また演劇の世界に戻りたいという衝動が強く、最近もたまに未練を感じることがあります。今回、人前でやるとなると、やはり、本性なのか、血が騒ぎます。ただ、一方で、これは、剣術の影響が強いのかもしれませんが、とにかく日々の稽古が第一で、人に見せるということは、今の現状を確認する機会に過ぎないという気持もあります。そういう冷めたことを言ってると、誰も来なくなる 笑 かもしれませんが、芸の道は果てしなく険しく、簡単に確かな成果が出るものではないと、骨身にしみ類日々です。なぜ続けるのか。わからなくなる時もあるけど、やはり好きだから、何かが先にあるから、としか言いようがない。

長くなってきましたが、もう一言。舞踏は、身体の演劇です。と、偉そうに語れる立場にありませんが、言いかえれば、身体そのものが時にはストーリーを超えた何かを物語る力があるのだと思います。

さあ、出番です^_^
11月5日、蒲田の工場跡でお待ちしています。

芹沢耕太郎拝