他人に言っている言葉
それは相手に実際に口にして伝えることも
いえなくてただ頭の中に言っていることも
いろいろあるけど
後で考えてみて
いやその場で気付くこともあるけど
自分に言ってるんだなって気付くことがある

ものすごい才能を感じる男に出会った
おなじアーティスト同士だが
とりわけ言葉を操る能力にびっくりさせられる
はっきりいって俺も書くことはまんざらではないと思っていたが
なんつうんだろうか
子供のようにすなおで無垢
目の前に現れる出来事、自分の中に現れる心情に対して
どこまでも誠実である
そんな文章だ

俺も誠実でありたいと自分では思っている
しかし嘘をついていると思うと自分を許せなくなり
とたんに自信がなくなる

何よりも書くことに対しては自分に必要以上に厳しい
何も書けないような不安に襲われたこともあったし
逆に冗長な文章になると自虐的になる

そのアーティストの文章を読んで、ブログだけでなく
小説とか書けばいいのにと思ったが
今日朝起きてよくよく思ったらこれは自分に言ってるのかな
と思った

最近文学熱が再燃して調べ物や関連書を読む機会が多い
やっぱ好きなんだと思う
ただそれだけに絶対に嘘をつきたくないし
書くからにはそれなりのものを書いてみたい
しかし先達からのプレッシャー・・・・
どう考えても今の俺にドストエフスキーやチェーホフが書いた
ような作品を書けるわけがない

わかっている
俺は自意識過剰だ
しかしこの勘違いこそが俺をここまで成長させたことも事実
勘違いとは自分で物語を想像して描く力
人がなんと言おうと想像することはどこまでも自由だ

さぼってないでそろそろ少しずつ書くかな
書くことで悩むのが怖かったのね
どうせ悩む人なのだから
ていうか頭で書こうとするから悩むのだ
まずは人やものをよくよく見つめて
心に書くことから・・・
心に現れることすべてに誠実に
書くことを意識するとまた生活が変わるだろう


ていうか今の女子やばいだろ
後姿が美し過ぎる
俺は女なんか関心ねえしって格好つけて
通り過ぎるもやっぱ無理
大いなる決心だったはずの思いも
恥ずかしさには勝てない

後ろのおっさんの携帯の着信音が気になったふりして
ちらちらと後ろを観る
俺の目に狂いはなかった
美しいものは後ろからでも前から美しい
表裏一体
陽と陰
そのとき奇跡が起こった
俺の前からまた美しい女性が
うれしすぎる板挟み