昨日は一日芝居漬けだった
やはりというか周りからいろいろな刺激をもらうと
意識の進化は早い
自分だけで考えることやいまの身体でできることなんて
大したことじゃないなあと思わされる
だけど
自分自身を進化させることで、また世界の彩りが変わっていくことも確か
人生の中で少しでも多くの彩りを味わいたい
と思いながらも
どこかでここまでかなと思っている自分がいる
安心や安定を求めている自分がいる
それはそれでとても大切なこと
だが
「夢を追いかけるためならすべてを失ってもかまわない」
パウロ・コエーリョの本のカバーにあった言葉は今日も僕を熱くさせる
まあ両方たいせつにしていこ~
というのも僕は演劇はじめホントにやりたいことばかりやってると
ほんとだらしない人間になる
長く気持ちを抑えてきたものを吹っ飛ばしたから
歯止めがなくなってしまったのかな
無期懲役で出てくるとこんな感じなのかな
今のところバイトがいい緩衝材となっている
いわゆる朝決まった時間に起きて働くことに嫌悪感があった
なんとなくやらされている感があるから
しかし「普通」に生活することこそ僕にとってはもっとも困難な
しかし大切な挑戦かもしれない
家庭・お金・食事・家・服・レジャー・・・
最近バイトでいろいろな人と接すると当然こういう話になる
こういう「普通」のことをわざと見ないふりをしてきた
そんなことは俗なことだ
僕はそんなことは考えず真実に向かう
などと人をさげすんで悦にひたる自分がいたのだった
これが僕の高潔仮面かもしれない
ホントは横目で興味があってうらやましがっているのに
ニヒルに笑って見せる
愛だな・・・
必要以上に高くあろうとしなくても
清くあろうとしなくてもいいのに
そうせざるをえない
僕のサガかな
ここをしばらく内観していく
普通の生活者としてどう生きるか
どう生活を善くしていくか
人間がずっと考え続けているテーマだ
しかしチェーホフもいってたっけ
人間の生活は200年前からちっともかわってない
とりとめのないことに時間を費やして
どうでもいいことに必死になって
そしてそのうちに死んでいく
そうなるのが嫌だ嫌だと抵抗しても
僕自身もやっぱりそんな愚かな人間なんだと
みとめざるをえない
自分の弱さを認めちゃった方がよっぽど潔い
高潔というのはただ高くあろうとするだけでなく
潔いということなんだ
いさぎよいっていい言葉だな
あきらめという言葉にも似ているけどそれよりもっと熱く心に迫る言葉だ
劇団の仕事で、最近日本文学を研究し始めた
潔さって日本人の美点と考えられているけど、どうもこの潔さという言葉があきらめに
偏りがちな気がするんだが、武士道とか仏教とかそのあたりの影響なのか
陰陽でいうと陰に偏りがちというか、ものわかりがあまりにもよすぎる
潔さって僕にとってはもっと強い意志と行動の伴った、明るい希望に満ちた言葉だ。
絶対に手に入れたいものを定め、やれるだけのことはする
そして意志と行動からおこる結果を眺めながら時機を待つ
漁師だな
俺にもその血が流れている