ポーランドが非常に気になって来ている今日この頃。理由はここではあえて書かないこととする。ポーランド、だけというわけではないが、東欧という地域は、我々東洋人にとって、あまりにも遠く、伝わっていない情報が多いどころか、長く社会主義政権が続いた地域で、日本との政体の違いという政治的な理由から、様々な誤解も多いのではないかと思われる。しかし、実は、プラハが、かつて欧州文化の中心であったように、西欧に勝るとも劣らない、独自の文化を持っている地域であり、演劇はもちろん、芸術も大変盛んな地域である。また第二次世界大戦時の状況を見てもわかるように、周辺地域の利害に挟まれて、自己の存在を迫害されるに至ることを余儀なくされ、また、地域内でもたびたび民族紛争が絶えなかった、軋轢と衝突の歴史を背景とした、どうしようもない、取り返しのつかない複雑な感情を抱えている地域であることに大変興味をひかれるのである。その理由について考えてみるなら、東欧が抱える感情が、自分の抱えている、どうしようもない、命への虚無感と悲しみや怒りと深く共感するから、といっておく。
というわけで、今年中に足を伸ばしたいと熱望しているわけだが、先日の劇団のパーティーで、ロシア語通訳の先生とお話しする機会があり、ポーランドのことについて聞いてみたら、ずいぶん昔に訪問されたそうだが、あまりいいイメージはもってらっしゃらないようだった。それより、僕はまだまだポーランドのことは全然しらないんだなとかなり情けなくなる。首都がワルシャワってことぐらいっていうと言いすぎか笑。あまりの無知ぶりに、先生に笑われながら、映画監督のアンジェイ・ワイダの映画と、政治家のワルサ氏については知っておいた方がいいとアドバイスを頂いた。映画はたぶん入手できると思うが、個人的には、イェジー・カヴァレロヴィチという人の方が興味をひかれるな。ポーランドの政治の情報は、日本でどれだけてにはいるだろうか。当然ポーランド語は多少なりとも覚えて行く必要がある(ロシア語と同じインド・