3回目本番。今までで最もよい身体のコンディションで臨むことができた。自分で毎日身体をメンテナンスしてきたことが大きいが、様々な形でその手助けをしてくださった皆様に心から感謝したい。これで、いろいろなことに気を回すことができる(はず笑)。
今回は、あまり細かく考えず、自然体だったせいか、いつもより舞台の上で生活感を感じることができたような気がする。役を自分の体験から考えた、役の大きな課題と思われるものに忠実に行動しようと心がけたつもりだが、どうだったかな。もっと思い切ってやってよかったかな。また新たな、繊細な課題の流れが見えてくるかもしれない。これからゆっくり振りかえってみようと思う。舞台の上で役として生活すると、楽屋でもちゃんと役として生活している自分に気づきました。家で考えている時には、思ってもみなかったことを思いついたりして、楽しいですね。抜き稽古では味わえない、本番ならではの醍醐味ですね。
実は、裏課題(エゴ課題ともいう)として「自分が傷ついたこと、苦しかったことをはきだしたい」というのがあった。4幕の冒頭でかなり吐き出したつもり。最後のシーンまで、舞台裏で自分の記憶を探索していたら、社会に出てから、周りに誤解されて苦しんだ記憶が浮かんできた。まったく予想外のイメージに驚きながら、同時に後頭部がしめつけてきて、イメージの発生を止めようとしていることに気づく。ゆるめようとするが、慣れていないせいか、なかなか難しかった。声の振動が使えないからねえ。さすってゆるむかな。研究課題だな。最後のシーン、なぜか大泣きした。「本当に自分は正しいことだけをして生きてきただろうか・・・」「いや、俺は正しかった。でもなぜ理解されないのだ・・・」なんてねえ。
そして本番後、恒例メンバーと飲み会。
飲みすぎた~ちょっと気をつけないとなあ。
でも仲間と芝居談義するのは最高だね。
今シーズンは、あと一回と思うとさみしい。
とりあえずの集大成を・・・日々繊細に磨いていこう。
次回は4月4日 13:00から下北沢の劇団劇場です。
今日も一日一生涯。生きていることを祝い、喜びましょう。