阪神タイガース、今日も勝ちました!今日はKF、昨日はJFKで締めました。まわりには、今年もJFK頼みかといわれそうですが、タイガースが勝利をものにし続けるためには、先発が6回まで投げて、JFKにつなぐかたちを作るのがベストなのです。相手チームに、JFKが出てきたら、「もうあかんな」と思わせることができれば、しめたものです。ただ、JFKとはいえ、人間ですから、いつもうまくいくとは限りません。昨日も、久保田は、相手のホームランバッターに高めの棒球を放り、ボールをスタンドに運ばれていました。ツーアウトをとって、気が抜けたのか、そこが久保田らしいともいえますが、長いシーズン、ジェフだって、球児だって同じことが起こりうることを覚悟しなくてはなりません。特に藤川は、昨日もランナーを許し、今日もいい当たりを打たれたのを見ると、他球団にだいぶ研究されているのではないでしょうか。そうなると、渡辺、江草、ハシケンあたりの奮起が必要です。先発ピッチャーがなるべく長い回を投げることが必要です。打線が打って、相手との点差を早い回で広げて、JFKが出なくてもすむようにすることが必要です。去年はそれができなかった。今年は、JFKという最大の武器をシーズン最後まで活かしていくために、JFK以外の選手達がどんなプレイをするかが、優勝への鍵です。どんなスポーツでも、勝つチームには、JFKのような「勝利の要素」がありますね。ラグビーでいえば、マイクロソフトカップのサントリーがそうでした。三洋有利の下馬評を覆したのは、サントリーの、FWにこだわった連続攻撃でした。FWでボールを支配し続けることで、三洋のランニングラグビーを封じたのです。細かくパスをつなぎながら、トライをめざす三洋のラグビーの方が面白い。そんな声が上がったことも事実でしょう。ラグビーも、プロ化を進めていく中で、観客に魅せるラグビーを求められていることも確かでしょう。しかし、マイクロソフトのサントリーは、三洋に「勝つ」ことに全てを求めたのです。そのために、自分たちに有利で、なおかつ相手の長所を封じるという戦略目的の上に、FW偏重の攻撃を試合を通じて続けるという戦術を選択したのです。きっと、そんなサントリーのラグビーに、観客からブーイングもあったでしょう。しかし、その日のサントリーにとって、勝利を必ずつかむという、彼らの存在をかけた戦いだったのです。勝利を追い求めることに愚直になることとは、愚かであることではなく、周りからの風評をおそれず、勝利への鋼のような強い意志をもって、戦略を構築し、その戦略から得た戦術をあくまで実践し続けることなのです。