時として考えすぎるのが、僕の長年の課題らしい。いや、いろいろ考えすぎて、自分で何を考えているのか、ワケがわからなくなるといった方が正確か。ウィトゲンシュタインのように、論理化できないものは沈黙するしかないと言い切れれば、悩まないのかもしれないけど、僕の場合、感情が邪魔をしすぎるのか、無理。今は、あまりいろいろなことを考えないで、自分がこれだと決めたことに打ち込みたい時期です。それなのに、いろいろな考えが勝手に、私の頭の中を渦巻くのです。この思考回路は少しもてあましぎみです。考えない!と言いたいところですが、それは無理として・・・考えが広がり過ぎないように意識するしかないようです。昨日、寺山修二の本を通読しました。手と足が自分の意思を超えて勝手に動き出してしまう女の子が主人公のストーリーです。人間は、自分を、頭で制御しているように考えがちだけど、手と足に意思があるとしたら・・・おかしな話だけど、真偽は別として、人間が全て頭で動いていると考えるのも不自然な話。私も、頭に頼らないようにと思うことが少しでもできれば、もう少しラクに生きられそうです。自分が自分の素だと思う感情、感覚に気付いてあげて、それをもっと大切にしたいです。昨日、声楽レッスンの事前説明を受けてきました。コールユーブンゲンという声楽用の教科書を使って、音程とリズムを正確なものとすることを目標に、本格的に学習することになります。ボイストレーニングもやってくれるそうなので、楽しみ。 何より先生が情熱的。情熱か。情熱・・・・まだまだ自分にもあると少し安心。