ブログを一週間休ませていただきました。理由は「書く」ということについて、一週間考えていたということにさせてくださいましw完全な結論など出るはずもないのですが、「今」の時点での結論は出た気がします。このように、思考に翻弄され続けるのが俺の生き方などと軽口をたたいたりしています。
日本語の文章表現を体系だてて学ぶこととしました。読み手にとって、わかりやすい文章を作ることは、書く訓練とともに、その方法も学ぶ必要があると思ったからです。最高学府を卒業しながら、母国語も満足に書けないとは、全く情けない限りです。インターネットの出現により、表現すること自体は容易になりました。しかし、拙い表現は、しばしば相手の理解を妨げたり、誤解を生むことがあることを忘れてはいけないと思います。とくに言語に対しては、表現の手軽さゆえに、ともすれば傲慢にさえなるのです。
文章を学ぶ参考として、谷崎潤一郎の「文章読本」を購入しました。その本の著書紹介で、谷崎の素顔を初めて目にしました。おそらく晩年の谷崎だと思いますが、口元がいやらしい爺さんだなと思いました。官能の世界を書き続けたことが、彼の顔をそうたらしめたのかもしれません。私の顔はこれからどうなっていくのかという考えが頭に浮かびます。正直、谷崎のようにはなりたくないが。そう思いながら、視線をあげると部屋の壁に貼ってある高杉晋作の写真が目に入るのだった。