いきなりですが私、「恋愛小説」を描くことになるかもしれません。
とある方から、朗読会で使用する文章として、私に執筆して
ほしいとの依頼があった。
当然報酬はないが、依頼があったこと自体に正直びっくりしており、
有難い話ではあると思っている。しかし、やはり本業が最優先だけに、
いい加減な気持ちでオファーを受けるわけにもいかず、返事は保留
させて頂いていた。
しかし、よりによって「恋愛小説」である。
このブログの賢明な読者の方、ならびに親愛なる私の友人のみななら
よくご存知だと思うし、このブログでも恋愛ネタを、これでもかというくらいに
自虐ネタとしてとりいれているわけだが、まあそういうわけで。
また「恋愛小説」自体も今まで読んだためしがほとんどない。、
あるのは、村上龍の小説だったと思うが、あまりにもキザ過ぎて、
不快になり、我慢してなんとか読んだ記憶ぐらいである。
本の名前は当然忘れた。
ただ、小説には昨日のブログの通りで、非常に興味を持っているの
だけれども、書くということは仮にあってもまだまだ先のことだと考えていた。
チャンスとはこんなものなのかもしれない。
経験の薄い私が恋愛小説を書くという展開もまたおもしろいのかも
しれないが。恋愛小説というと女性の書き手が多いというイメージが
あるが、男性の書き手である私が男気を書くという実験的破壊的創作を
するというのはどうだろうか?女性からはドン引きだろうが。
まあとにかく驚いている。
昨日もそんなことで、明け方まで家の近くのバーであれやこれや考えていた。
これまた幸いなことに、バーで働いているバイトの方で文芸の大家がいて、
検索エンジンではわからないようなことをいろいろ教えてくれた。
昔の作家がバーを愛した理由が少しわかった気がした。
そういえば哲学の話もした。ウィトゲンシュタイン?
「沈黙しなければならない」?意味はなんとなく理解できたが、
少し危険なかおりがした。
さて、とりあえずそのバーで教えてもらった「赤と黒」、そしてバランスを
とるためにモーパッサンの「女の一生」でも読んでから、考えてみたい
と思う。