久しぶりのブログ。ようやく書く気になれた。


今日は、病院行った後、家で山崎豊子の「大地の子」を

読んでいる。太平洋戦争の日本の敗戦の影響で、中国に

残され、中国の人に育てられた残留孤児の波乱の半生から、

日中関係について示唆している小説である。

まだ前半部分を読み進めているところだが、日本人の血を

持っているがゆえに大変な労苦をすることとなる主人公の

人生から、中国人の日本人に対する深い憤りを再認識している。

これについてはまた後日どこかで書きたい。


昨日は落語を見に行ってきた。テレビで何度か見たことはあったが、

実際演芸場で見る落語はまた違う。噺家のレベルが高ければ高いほど、

噺の世界に自然にひきこまれて、あたかも噺の中の登場人物のすぐ

近くで傍観しているかのような感覚さえうけることさえある。

それだけに噺の中に、現代の言葉を入れる噺家がいたのは少し興ざめ

だった。急に引き戻される気がしてしまう。


落語だけじゃなく、文芸全般に興味が出てきてしまっている。

小説、美術、音楽、舞台芸術・・・

あと、哲学とか社会学とか、他の学問にも。


この年になっていまさらなにやってるんだろうって思うんだけど。

まあいいか。

とにかく知りたいよ。