今日の題材は書くのにとても勇気がいるのだが、

覚悟を決めて書いてしまうことにする。


 愛のコリーダという映画を知っているだろうか?

知るひとぞ知る「阿部定事件 」を題材とした大島渚監督

超問題作(らしい)。

現在、Gyaoの映画 視聴ランキングNo.1に選ばれていたこと、

また、阿部定事件への好奇心から視聴することにしたが。。。。


はっきりいって勢いで見れる作品ではありませんでした。

相当の覚悟が必要だと思います。

映画の大半は、定と愛人の吉蔵の男女の営みが繰返されます。

普通、こういう作品を見ると性的欲求を感じるのが人間の

本能だと思いますが、終盤に近づくにつれて、どんどんと

その行為が異常なものになってきて、性的欲求どころか

正視するのもつらくなってくる。

有名な最後のシーンなんてもう。。。


映画はフランスでも究極の愛を描く作品として、高い評価を

受けたそうですが、正直僕にはその本質があまり理解でき

ませんでした。

愛の本質が、男女の営みであるというのは百歩譲るとして、

定の異常な性欲に応え続ける吉蔵は、生ける屍と化して

いった。そして最後は、本当に自分の命を定にささげるという、

もの悲しい結末である。

と、どうしても男性の立場から見てしまうのだが、

自分にできるとかできないとか陳腐な想像力を働かせるよりは、

愛という確かでないものを無理やり形にした時、ひとつの

対極的な例として、表現されるものとして理解すべきなのかも

しれない。

すいません!!よく自分でもわかっていないかも。

見たことがある方、覚悟を決めてご覧になった方は、

ぜひ感想を聞かせていただければと思っています。


太平洋戦争前後には、数多くの猟奇的な事件が起こったことで

知られている。戦争という異常事態の中で、人間も普通の常識

でははかりしれない状況に追い込まれていたのかもしれない。

戦争体験者ではない私には、残念ながらその状況を考える

想像力を持ち合わせていないのだが。


そういえば、最近も猟奇的な事件が頻発している。

何かの前触れでなければよいが。


僕のことに少しでも興味を持ってくれた方、

励ましの1クリックお願いいたします!!