十本刀がエキストラ出演だった件 | 休止中

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知ってたけどね(´・ω・`)






というわけで、9月13日(土)から公開中の「るろうに剣心-伝説の最期編―」を観に行ってきました。

※以下、ネタバレ有。

前編の「るろうに剣心-京都大火編―」については以前ブログに感想を書いてたので、そちらをご覧くださいませ。


公開初日ということもあり、映画館ではフル稼働でどの回もほぼ満席。


原作ファンも多いから期待値の高さも伺えますね。


私の感想。
前作より面白かった。ただ足りない分や疑問に思う点も多々ありました。

それに関して、少しだけブログで触れたいと思います。

前作がイマイチだったのですが、やはり今作もう~んと思う部分もあり。


まずは良かったところ。



◎良かった点◎

■演技派の俳優陣が揃っている


志々雄真実(藤原竜也)、比古清十郎(福山雅治)、四乃森蒼紫(伊勢谷友介)、佐渡島方治(滝藤賢一)、この4人の役者さんはやはりさすがですね。

演技力が半端ないです。志々雄真実はラスボスの重要な役なので、この人以外にいないだろうなと思います。
あとは巻町操役の土屋太鳳さん、確かに一歩出た演技力です。





■少年漫画っぽさを排除したこと

必殺技のたびに技名を叫ぶとかがなかったのでよかったです。
これは空気を読んで中二病映画にならなくて安心でした。



次に悪かったところ。むしろこっちが多い。


◎悪かった点◎


■詰め込みすぎて二部作にしたのにも関わらず消化不良の脚本

これね。もう前作もそうだったけど、不要なシーンが多すぎですね。特に戦闘シーンなんて似たような斬り合いを永遠と見せられて段々飽きてきます。特に、前作の蒼紫と翁の戦いとか要らないだろ…。
「お前るろ剣で誰が好き?」「う~ん翁かな」という会話が日本のどこかで起きるでしょうか?
だったらもっと1つ1つのキャラクターを深堀りしてほしかったです(するべき)。
剣心と張の戦いも長すぎだし、蒼紫と剣心のいざこざは全部前作で終わらせて欲しかった。
これは映画じゃなくドラマにも言えることなんだけど、脚本家にちゃんとした人を当てるとかできないのかね。スタッフは何を考えてこの脚本で行っちゃったんでしょう。映画のオリジナルストーリーとか誰も求めてないから、原作に忠実にやって欲しかったですね。


■ファン最注目の十本刀が空気だった

もう予想はできていたんですが、後編でもやはり空気でした。銀髪で顔にマスク着けた不二?と思われる人(それすらもわからん)がおしゃべりばかりしてて、背中がら空きで斉藤一に瞬殺されました(笑)
さすがに不二は巨人設定ではなかったですが、誰のキャラクターかすらわからないのは酷すぎる。
その後、間髪入れず走ってくる宇水。同じく斉藤一に牙突で3秒で瞬殺。おい!(笑)
前編後編通して一言もセリフありませんでした(´;ω;`)
扱いが酷すぎますね。初見の人には「なぜか目隠しして亀の甲羅持って戦ってる人」にしか見えないんだろうなぁ。
それでも食事会の時に暴れた警官を後ろからグサリしてたからまだ見せ場はあったのだろうけど。
「人はもう斬らない」と誓って戦う剣心の傍で、バッサバッサと斬り殺している斉藤がなんかシュールでした(笑)


安慈に至っては十本刀の説明要員…。しかも自分のことにはノータッチ。くすぐられてるシーンとか原作ファンにとっては残念以外の何物でもないな。
左之助がボコボコにされて血だらけになってるのに、安慈は一発背負い投げくらっただけでKO(´・ω・`)

十本刀なんてただでさえ名前がまったく呼ばれないのに、安慈に至っては左之助からクソ坊主呼ばわり。

                ↓クソ坊主





宗次郎も前作であんなに強かったのに、あっさり足に打撃を受けて終了。なんで苦しみ出してるのか剣心に説教されてるのかよくわからないまま刀を折られて戦闘終了。


安慈と宗次郎は結局よくわからないまま船と共に沈んでいきました(笑)

そして私も気にしていた高橋メアリージュンさん演じる由美。









由美「えっ、マジ!?ちょっとあいつなんとかしてよ!」
方治「お、おう…。」


由美「えっ、マジ!?」



「マジ!?」



マジ…(´・ω・`)


今なんつった?


十本刀の残り、鎌足、蝙也、夷腕坊、才槌に至ってはスクリーン画面に映っていたかどうかもよくわからず、最後に縄で縛られて警察に連行されていました…。
キャストさんも全然知らない人だったからたぶん誰でも良かったんだろうね…。


鎌足は前作の舟のシーンと今作の食事会のシーンで一秒くらいちらっとだけ見えてけど、武器が鎌じゃなくて普通に刀でしたね。


■つっこみどころ満載の明治政府

斬られるとわかっていながら敵の陣地へ食事会に行くという謎の行動。
軍艦まで行く方法が小さな木製手漕ぎボート。
砲弾受けたら終わりだろ(笑)盛り上がってるとこで一気に冷めました。
剣心と警官もろとも砲撃で船ごと沈めようとする伊藤博文。
軍艦を簡単に爆撃できるなら最初からそうしろ。
なのに最後は「侍たちに敬礼!(`・ω・')シャキーン!」





て、てめぇ…。




これで映画が完結しましたが、不要なシーンに時間をかけすぎていて残念な結果となりました。
でもこれは予想できたことなので、なんでこんなことになっちゃったんだろうね。


スタッフさんたちよ、ちゃんとやってくれ。




宇水を遥かに超える1秒でノックアウトされた方治。