予算の無駄はどうするの?
財務省が国の予算を対象に非効率か不要かどうかを点検する制度がある。それが予算執行調査である。それぞれ担当の主計官が前年度の予算を基に現場調査を重ね、無駄かどうかを判断する制度である。他にも会計審査院の調査や総務省の行政調査などがあるがどれも十分に機能していないようです。
□ 機能しなかった監視機能
予算施行調査は2001年小泉内閣発足時に塩川財務大臣が徹底的に歳出の無駄を省く手段として採用された。しかし歳出削減の貢献度としては十分とはいえない。03年189億円、04年492億円と効果を挙げていたが、05年は260億円に緩んでしまった。いずれにしても46兆円に及ぶ歳出予算と比べると大ナタとは言えないだろう。
□ 廃止の事業は5つだけ
予算執行調査が無駄づかいを指摘した57事業約3兆円のうち、所管官庁が廃止を決めた事業は5つのみで削減額の合計は21億円。減額で予算請求したものは14事業で削減額は37億円。逆に増額した事業は17に上った。
□ 増額の中身は?
17団体の増額請求分を見ると、生活保護者の就労支援は厚生省が06年度予算より25%増の200億円を、文部科学省が知的クラスター事業のため18%増などが増額している。いずれにしろ、安部新政権が掲げている「再チャレンジ」「成長戦略」に引っ掛けての増資のようだ。
いずれにせよ、財政再建は早急に対策を講じなければならない。それぞれの事業が非効率か不要かをゼロベースで考えなければ歳出改革は進まないだろう。地方行政にしても同じことが言える。起債や課税権を用いて均衡財政をはかる前に、徹底的な歳出の無駄を改善していかなければならない。その一つの案として、行政各種サービスの原価を算出し、非効率か不要かゼロベースで考えていくことが大切であると考えています。
ゴミ捨て場
パトロール中憤慨しているおばさんに遭遇した。 話を聞いてみると、この時期(8月)家の近くのゴミ捨て場に大きなごみを不法投棄されて困っているらしい。おそらく9月の転勤引越などで出たごみを、旅の恥は掻き捨てるかのように捨てていくのだろう。 困るのも片ずけるのもきちんとルールを守っている住人である。おばさん大変だよね。街のモラルを作っていくためにも抑止力を強める必要があるだろう。
パトロール
昨日、町内会のパトロール活動に参加し、防犯担当者とお話しする機会を頂いた。 夜道を明るくする為、街灯を明るいものに取り替えるよう市が推奨し、補助を出しているらしい。旧型と新型は明るさがぜんぜん違う。一基につき、約八万円。自治会は1割負担だそうだ。我が自治会は、自治会費を納めてくれる割合が多く、他の自治会と比べて財政的に余裕があるようで、ほとんどの電柱についていた。 しかし、あまり活動が活発ではない、あるいは財政的に余裕のない自治会は整備が遅れている。この格差を市はどのように対応するか、検討しなければならないだろう。