【電気はみんなに必要なもの】
物価が高騰する状況であっても電気は安定して供給していかなければなりません。
エネルギー確保は、社会基盤(インフラ)を維持するために県政として大切な役割と思っています。
今回は、柏崎刈羽原子力発電所へ視察に来ました。
厳戒態勢でほぼ写真を撮ることができませんでした。
古くは「日本書紀」の記述に「越の国、燃ゆる土燃ゆる水を献ず」とあり、新潟県で取れた燃える水(原油)が天智天皇に献上されていた記録があるそうです。
多くの製油所が建設され昭和初期にピークを迎え、その後2001年に閉鎖されました。エネルギーの町として続ける決断を柏崎市議会および刈羽村議会が誘致決議したことにより建設することとなり、1997年に1~7号機が完成しました。
ここ柏崎刈羽は世界最大規模の原子力発電所。発電された電気は首都圏に送電されていました。
しかし、上越地震・福島第一原子力発電所事故などの天災への脆弱、テロ対策への不備を受けて、全停止中。
「災害に強い発電所」の実現を目指して、安全対策を施している状況を確認してきました。
厳重警備で施設写真は撮ることができませんでしたが、
1、津波・地震からまもる
2、電源を絶やさない
3、原子炉を冷やし続ける
4、放射性物質の拡散を抑制
5、テロ・重大事故対策
の整備が進められていました。再稼働に向けた取り組みを注視して参りたいと思います。
停電したら困るし、電気代も上がりっぱなしじゃ困るし、温暖化で地球に住めなくなったらもっと困る…
化石燃料だけに頼るのではなく、水力や太陽光等の再生可能エネルギー、そして原子力発電も組み合わせた日本らしいバランスの良い発電方法を考えて参りたいと思います。
【おまけ写真】
道の駅へ立ち寄った際に併設されていた長岡花火資料館と昼食のへぎそば