グリーン水素の活用方法 | 千葉県議会議員 きょうの田中幸太郎

グリーン水素の活用方法

エネルギー政策2日目。
今日は水素社会構築に向けた啓発事業視察です。

2020年菅総理は二酸化炭素を排出しない2050年カーボンニュートラルを宣言。
次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジは、カーボンニュートラル実現に向けて大規模P2G(Power to Gas)システムによるエネルギー需要転換・利用技術開発している施設です。2023年に開館されました。


水素は水の電気分解から作ることができます。特に再生可能エネルギーと組み合わせるとCO2フリーの水素を作ることが可能となります。
その水素を「グリーン水素」と呼ばれます(←これ大事)

ちなみに再生可能エネルギーとは、資源に限りのある化石燃料とは異なり、一度利用しても比較的短期間に再生が可能であり、資源が枯渇せず繰り返し利用できるエネルギーのことです。
具体的には、水力・風力・太陽光発電など発電時に地球温暖化の原因となるCO2を排出しないため、環境にやさしいエネルギー源です。


これまでは発電など供給対策が講じられましたが、
これからのカーボンニュートラルには需要側の取り組みが大事です。
水素を製造して利用する取り組みとしてサントリー南アルプス天然水を採水している白州ウイスキー工場へ導入するそうです。
再生可能エネルギーと併せて水素を利用しやすい工場など利用できるきっかけが必要となるでしょう。


水素エネルギーは二酸化炭素を排出しない社会に優しい代物ですが、利活用に向けては補助金などの呼び水がなければなかなか進まない実感を受けました。
2025年万博での世界へ向けて発信されるであろう水素活用コマーシャルにも着目したいと思います。

いずれにせよ、カーボンニュートラルに向けてグリーン水素の推進は不可欠です。水素の使い道も併せて考えてみたいと思います。大変有意義な視察となりました。

千葉県議会議員
田中幸太郎