エネルギー問題視察(山梨県) | 千葉県議会議員 きょうの田中幸太郎

エネルギー問題視察(山梨県)

ここは信州信濃の国、めちゃ寒です。

東京電力パワーグリッド新信濃変電所へ視察に参りました。


日本における電気事業の初期において、多くの電力会社が全国で営業していました。各社の発電機は主に東日本と西日本で製品が違ったため2つの周波数になったそうです。
東日本 ヨーロッパ製50Hz
西日本 アメリカ製60Hz
(装置製造は主に東50の東芝、西60の日立だそう。)

13年前の311東日本大震災で福島原子力発電所が停止し東西の電力融通が行われましたが、容量制約により供給力が不足。計画停電や節電要請など国民生活に大きな影響を与えました。

そこで緊急時に備え、東西で電気を分け合えるよう周波数変換設備を増設することとなりました。2021年3月から共用されています。また、新信濃変電所は水力発電所から送られてくる電力を50万ボルトに昇圧し首都圏に送電しています。

私たちの生活に欠かすことができない電気です。
災害時に電気が止まってしまったあの当時を改めて考えさせられる視察でした。これからも危機管理の観点も含めて現状の認識と未来のエネルギーづくりを考えて参ります。

千葉県議会議員
田中幸太郎