【熊本県・菊陽町視察】 | 千葉県議会議員 きょうの田中幸太郎

【熊本県・菊陽町視察】

 

今日の新聞各社一面では、日本で初めての熊本県菊陽町での生産拠点となる台湾積体電路製造(TSMC)工場の

開所式が昨日行われたことが掲載されています。

自民党千葉県青年局メンバーも2月議会が行われる前に、菊陽町の企業誘致に関する視察へ行ってまいりました。

 

ニンジンやキャベツなど生産の盛んな菊陽町。

新工場の前には春のにおいがするキャベツ畑が広がっている景色が印象的でした。

 

熊本県という水どころ。工場に必要な地下水が豊富であること土地価格の安さに加え、

熊本空港及び九州自動車道熊本インターが近く交通の便が良いこと、中国や韓国などに近く

アジア戦略の拠点となりやすいことが企業誘致につながったそうです。

土地価格や賃金水準の上昇、雇用の拡大など日本では稀にみる好循環を生み出しています。

 

鉱物資源が豊富でなく、これまで半導体を海外からの輸入に依存せざるを得なかった日本は、

コロナによる中国のロックダウン、東南アジアの人員不足、ウクライナ情勢によって、

半導体や関連部品の製造遅延の影響を受けています。

安定的な経済活動を行うためには、さまざまなな電子機器に用いられる半導体を、

自国内で生産できるよう推進していくことが重要です。今後、第2工場ではさらに細かい先端半導体を生産する予定。

今後の日本半導体業界の再興が注目されます。

 

そもそも、なぜ日本は半導体不足になったのか。

日本の半導体はもともと『日の丸半導体』などと呼ばれ、80年代には世界シェア50%を誇ったこともありました。

しかし、日本を脅威と感じた米国が日米半導体協定を結び日本は国際競争力を失ったとされています。

(この辺りは勉強中です。)

経済安全保障の観点からも、産業の自律性を高め、技術等を向上させるためにはどうすればいいか、

行政としてどのように支援するべきか研究してまいります。

 

千葉県議会議員

田中幸太郎