運転免許行政改革③(近隣都県編)
9月に入り台風到来の季節となってしまいました。各地に暴風や強烈な雨による被害をもたらしています。
台風に加え、突発的で天気予報による予測が困難な局地的ゲリラ豪雨による浸水や事故も相次いでおります。
皆さまもどうぞご安全にお気を付けください。
さて、頭と体にウィズコロナを馴染ませながら9月に入り議会準備を進めております。
一般質問の機会をいただき、有意義に使えるよう調整しているところです。
質問予定の一つ、運転免許行政改革に向けて近隣の都県状況も調査してまいりました。
神奈川県運転免許センター
平成30年に改築した施設。施設内はスマートな導線で円滑に運営されている印象を受けました。
当然手続き時間も千葉県のセンターより短い。
免許センターに加え、主要6か所の警察署で即日交付できる体制を敷いています。
コロナウイルスの感染対策として、市町村ごとに午前・午後に分かれての来場制限をかけていました。
また、毎週水曜日の午前中は、65歳以上の方・基礎疾患がある方・妊産婦の方を優先して受付といった対策がとられていました。
埼玉県運転免許センター
免許センター以外にも各警察署で即日交付が可能な体制の埼玉県。
10年前から体制を構築してきた模様。
免許センター:各警察署の割合が3:7だそうです。
コロナ禍において、更新される方々で警察署が密になってしまうことも懸念だとか。
やはり手続き時間も千葉県のセンターより短い。
東京都鮫洲運転免許試験場
東京都江東運転免許試験場
近隣県より対応人数の多い東京都
3つの運転免許試験場(府中・江東・鮫洲)
運転免許更新センター(新宿・神田)
12の指定警察署
で更新が可能となっております。
混雑しているといわれてはおりましたが、見学する限りギュウギュウ間は無く円滑に運営されていました。
§
近隣都県の運転免許センターを回って感じることは、当日交付更新は需要がある。
各地の主要警察署でも即日交付体制が敷かれている。
そして、千葉県の当日交付体制は非常に時間がかかっている。ということ。
でも、悪いばかりでもなく、幕張と流山に免許センターを2ヶ所有する千葉県の強みも発見できました。
県民も現場も負担を強いられている現制度の在り方を
見直す機会ではないかと改めて感じました。
質の高い運転免許行政を保ちながら県民利便性も成果指標に置き、
これからの時代に求められる運転免許行政の在り方を提案したいと思います。
千葉県議会議員
田中幸太郎