運転免許行政改革②(流山運転免許センター編)
千葉県には2つの免許センター(千葉・流山)があり
年間約100万人近くの利用者がいらっしゃいます。
運転免許をお持ちの方は幾度かは利用されている事でしょうから
威厳ある独特の雰囲気はお分かりの事と存じます。(笑)
先日の千葉運転免許センターに続き
流山運転免許センターに視察へまいりました。
通常、1200名/日の処理能力を想定している当免許センターですが、
免許更新3ヵ月延長措置等適応されているコロナ禍においては150~180%増の
運営状況。更新にかかる時間も比例して増えている状況です。
来庁車両が規定の駐車場に入りきらず、路上訓練コースが臨時駐車場となっております。
コロナ禍以降このような状況が続いているようです。
同僚の高橋ゆうこ県議(富里市)と共に状況確認と意見交換
両センター長との意見交換の中で、現場は精いっぱい対応しているが
現在の制度では限界があるといったご苦労話も伺いました。
これが運転免許印刷機です。
他県では、各警察署に印刷機が導入されている事例もあり
先日の千葉センター視察以降、炎天下での待ち時間を解消するべく
整理券方式の導入や妊婦高齢者等の弱者支援、テント増設など
利便性向上に向けて今できる改善運動を行っている運営状況は
県民の皆様にも評価していただきたいところです。
ウィズコロナがしばらく続くであろう今後において
県民も現場も負担を強いられている現制度の在り方を
見直す機会ではないかと改めて感じる視察でした。
「改善提案」(`・ω・´)ゞ
私が感じた現在の運転免許行政における問題は
・免許更新する際、非常に時間がかかる
・コロナ禍での対応に施設環境が追い付かない
・免許更新が出来る施設が限られている
私が考える今後の改善提案として
・整理券発行による混雑回避策(今週から幕張センター導入)
・各警察署で免許交付できる仕組み(近隣県では導入済み)
・警察がやらなければならない手続き以外業務の民活(千葉県の判断で出来るか?)
・高齢者実習を担う自動車教習所の活用(15万人/年間)
いまは猛暑が脅威ですが、悪天候はこれからもやってきます。
コロナ禍におけるソーシャルディスタンス運動はしばらく続くでしょう。
質の高い運転免許行政を保ちながら県民利便性も成果指標に置き、
これからの時代に求められる運転免許行政の在り方を提案してまいります。
千葉県議会議員
田中幸太郎