〈千葉県児童相談所2施設増設へ〉 | 千葉県議会議員 きょうの田中幸太郎

〈千葉県児童相談所2施設増設へ〉

新型コロナウイルスによる外出自粛の影響により、児童虐待が増加するのではないかという一抹の不安がありました。
連日の報道でも、子どもの安全について警鐘を鳴らす記事が散見されます。
新型コロナによる自粛で児童の虐待死が増加へ=国連報告書

千葉県の状況を担当部署である家庭児童課へ確認したところ
(千葉県内の児童相談所相談件数)
 1月697件 (昨年594)
 2月661件 (昨年767)
 3月670件 (昨年771)
 4月599件 (昨年650)
この数値を見る限りでは減少の傾向ですが、表面に現れず相談に至らない案件も多くあると思います。
実際私も、息子と触れ合う時間が今までの中で一番増えて充実した時間ではありましたが、
意思疎通が取れず苛立ってしまうことも何度かありました。
社会状況の不安や仕事がうまくいかない、友達とも会えないetc..精神的に不安定になるのは大人も子どもも一緒。
今後とも、新しい生活様式に合わせた家族の在り方、子どもの安全を考えてまいります。

〈児童相談所2施設拡大へ〉
虐待対応件数の増加傾向に伴い、一時保護所の超過定員の改善が急務であります。
特に、柏地域(柏市、野田市、流山市、我孫子市、松戸市)、市川地域(市川市、浦安市、船橋市、鎌ヶ谷市)、中央地域(習志野市、市原市、八千代市、成田氏、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町)の3児相で担当人口が130万人超となるなど過密状態が続いており、負担軽減が課題となっておりました。
 
この状況を改善するためには、自前で所管する政令市の千葉市を除き、
また中核市の船橋市や柏市がそれぞれ独自の児童相談所の設置に向けて準備を進めていることを踏まえて、
児童相談所を2ヵ所増設する必要があるとの答申が先日の千葉県社会福祉審議会において出されました。
市川市は区域見直しにより
141万人(船橋市・鎌ヶ谷市・市川市・浦安市)から
 60万人(市川市・浦安市)
の変更案となっています。
より迅速にきめ細やかに対応できる体制を整えてまいります。
 
千葉県議会議員
田中幸太郎