成果連動型民間委託契約(ソーシャルインパクトボンド)
おはようございます。 連日、健康福祉部から新型コロナウイルス感染症への対応状況報告を受けております。 県民の皆様におかれましては、過剰に心配することはなくマスクの着用や手洗いの徹底など 通常の感染症対策に努めて頂くようお願いします。
早いもので2月に入りました。たくさんお招きいただいた新年会もピークを過ぎ、 今月から開会されます定例会の準備に力を入れております。 2回目となる一般質問の機会も頂戴し、関係執行部との勉強会が続いております。
今朝は質問項目の一つ
「成果連動型民間委託契約(ソーシャルインパクトボンド)」についてまとめております。
成果連動型の民間委託って?
行政の財政コストを抑えながら民間のノウハウを活用して、課題的課題の解決や行政の効率化を 実現する仕組みである成果連動型民間委託形式の手法です。
成果指標の立てやすい医療や健康増進、福祉、貧困、就労、教育などの社会課題がなじみやすく、 事業資金を民間の資金提供者から調達し、事業終了後に成果に応じて対価を後払いする仕組みです。
自由民主党の新たな成長戦略「未来投資戦略2018」にもSIB普及推進が盛り込まれ 日本全国の先進自治体でも注目を集めています。
昨今の代表的な事例として、
神戸市が糖尿病性腎症などの重症化予防事業で医療費を抑制したり、
東京都八王子市では、がん検診受診率向上事業への導入で受診率が前年度を大きく上回り 成果を上げています。
どこかのテレビコマーシャルではありませんが、結果にコミットする事業を行うことで
「成果連動型」として対価を得ることが出来る官民連携の取り組みを私は大変注目しております。
市町村の助言や相談を行なわなければならない広域自治体である千葉県として、 成果志向型行政運営への取り組みをどのように考えているか、次回の一般質問で伺う予定です。 本日は千葉県ICTアドバイザリー会議が開催されるので傍聴してくる予定。 千葉県議会議員 田中幸太郎