より便利な、新しい社会へ(ICTの活用) | 千葉県議会議員 きょうの田中幸太郎

より便利な、新しい社会へ(ICTの活用)

市川市がスマートフォンアプリ「LINE」を活用した新しいサービスを開始しました。

http://www.city.ichikawa.lg.jp/fin07/1111000084.html

 

これは、「LINE」の支払い機能「LINE Pay」により、各種税金・料金の納付書の支払いができるものです。

携帯電話のアプリで、市役所から送られてきた納付書のバーコードを読み取り、あらかじめチャージした金額からその場で決済できるという仕組みです。

リンク先にもありますが、市役所から納付書が送られてくる、市県民税や固定資産税、国民健康保険税、保育園保育料、介護保険料など14種類の税金の納付に利用できます。

金融機関の窓口に並ばなくとも、どこでも簡単にすぐ納付できる仕組みにより、利便性が大きく向上しました。

 

また、LINEで住民票の申請が簡単にできる実証実験もスタートしました。

こちらは全国初の取り組みです。

「市川市LINE公式アカウント」のトークで、質問に答えていくだけで住民票の申請が完了するというもの。手数料・郵送料は上述したで支払い、あとは住民票が送られてくるのを自宅で待つだけ。

住民票の写しは、コンビニエンスストアでも交付を受けられるサービスがすでに

運用されていますが、LINEを活用した本サービスはスマホ1つで完結します。

 

市民にとって便利なのはもちろんのこと、年間25万件以上もの住民票申請のうち約8割を窓口で対応していることから、行政の事務手続きの簡略化・効率化

職員の負担軽減につなげるねらいがあります。

実証実験は今年6月末までをめどに行われるとのこと。市民の使いやすさなどを検証したうえで本格稼働を目指し、1年後までに住民票申請の5割をオンラインでの申請にすることを目標にしているということです。

 

「その場に行かなくてもサービスを受けられる」ための新しい仕組みが、

さまざまな場面で増えています。

 

東京ディズニーリゾートでは、人気のアトラクションに並ばなくても入場できる優先チケット「ファストパス」を、スマートフォンでも取得できるようにするサービスを今年の夏から導入すると発表しました。

本来、「並ばずに入場するためのファストパス」にもかかわらず、人気アトラクションではそのファストパスを発行するために長蛇の列ができてしまうこともあったため、ファストパスの発券場所へ行く手間と並ぶ時間をなくすことで、来園者が時間をより有効に使えるようにすることがねらい。

このスマホでのファストパス発行サービスは、アメリカや上海ディズニーではすでに導入され、来園者がパークでの時間を楽しく快適に過ごすことに一役買っているということです。

 

 

これらのICT(Information and Communication Technology : 情報通信技術)の活用により、かつてよく言われた、ネットワークを使って「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」さまざまなサービスにつながることができる「ユビキタス社会」が現実になっています。

行政においては、市役所へ足を運ばなくてもよい仕組みがさらに進んでいくでしょうし、私もそれを推進したいと考えています。

システムの導入には初期費用がかかるものもありますが、長期的な運用をすることで費用対効果を上げることもできます。もちろん従来通りの手続きも継続することで、すべての方が自分に合った選択ができることも大切です。

 

ICTの活用をさらに進め、より豊かな暮らしを送れる千葉県・市川市を目指します。

 

ご参考まで・・・

ICTで地域活性化をねらう事例が多く紹介されている、総務省のサイトです

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/local_support/ict/index.html

 
 

田中幸太郎

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