一般質問報告 | 千葉県議会議員 きょうの田中幸太郎

一般質問報告

昨日一般質問をおこないました。
定例議会最終日で最後の一般質問者でした。
$市川市議会議員 きょうの田中幸太郎

早速、ネット中継もUPされていましたので、
感想を含めたダイジェスト版で報告いたします。

平成23年度2月議会 田中幸太郎一般質問

○建物の高さ規制について
12月議会でも取り上げた質問です。
住宅環境を維持形成するためにも
14号線を境に南北で高さの規制を掛けようというもの。

土地・建物所有者の財産権にかかわる大きな問題です。
結果的には、今は慎重に判断するという答弁でした。

震災後でマンションの建て替えを視野に入れた住民、
経済の低迷、合意形成の不具合、市川北部の新規開発
などをかんがみての判断は妥当だったのではないかと思います。

ただ、今後の土地利用で大きな問題が予想される地域においては
特定の地域を対象としても規制をかけていくことは必要では?
という提案をしました。

○行徳臨海部地区の整備について(10:55~)

市川漁港も護岸整備と併せて7年間整備が進められる。
これからの整備計画として「市民が楽しめる・経済循環が生まれる」
活用方法を提案しました。
漁業だけではなく、
・釣りができる
・ジェットボートの管理
・潮干狩り
・おしゃれなデートスポットetc..
といった夢のある漁港整備を希望しました。
答弁は前向きで、「市民が遊べる計画を検討していく」そうです。
もう一つの視点として、漁師が収入を得られる仕掛けが必要だと思います。

市川塩浜駅周辺のまちづくりについても質問しました。
現在行われている第一期先行事業は、どのような「にぎわいエリア」
を想定しているのか?などを質問しました。
「地権者の合意のもと、今年の九月までには事業施行認可を取得していきたい。
そのためにも庁内で連携しながら、にぎわいあるまちづくりを進めていきたい。」
との答弁でした。

また環境学習施設を自然と親しめる役割だけではなく
・これからの人工干潟の管理を担う
・水害対策のカナリヤ役として
先行事業が必要ではないか?と提案しました。
答弁としては、「24年度から行政で検討会を立ち上げる」とのことでした。

○自転車対策について(39:10~)

朝・昼・夜と各駅の街頭活動を通じて自転車の利用状況を見ておりますと
総武線沿線駅と東西線沿線駅の自転車利用の、マナー・モラル・放置自転車の数
に違いがあるように感じます。
放置自転車は市川駅45台、八幡67台、妙典153台、行徳164台、南行徳245台だそうです。

各駅によって街の環境が違うので一元的な対策では難しい。
現在の作戦で難しければ、新しい作戦を作る必要もあるのではないか?
という提案をしました。
答弁は、「地元の商店街自治会などと連携して対策を図っていきたい」とのことでした。
実際に、市川駅には「元気市川会」や八幡駅には「八幡自転車対策協議会」という
ガバナンスが確立されています。
行徳地域でもそのようなPTが発足できるように努めてまいりたいと思います。

※傍聴に来ていただいた水野文也県議がご自身のブログで発信しています
さすがプロ!のまとめ力。

○高齢者福祉計画・介護保険計画事業会計(51:10~)

これから平成32にかけて47万人のうち約5人に1人が高齢者となります。

介護保険制度を持続可能な制度となるようにしていくためには市はどのように
考えているか?という投げかけを行いました

福祉関係に一生懸命従事されている方々には失礼なことですが
個人的には、介護保険制度は一度介護認定を取得すると
介護給付額を使い切る「消費型行政運営」の最たるものとも感じています。

実際、必要のないサービスを勧誘してくる事業所があったり
介護予防の観点のないただのお手伝いさんのようなサービスであったり、
事業者の不当請求などといったお話も耳に入ってきます。

「介護が必要な人に量と質を提供する」介護保険制度の作戦であれば
仕方のないことかもしれませんが、
今のままでは、持続可能な介護保険制度でないことは確かなことです。


以上一般質問報告です。
詳しい内容は直接お声掛けください。
今議会も一生懸命頑張りました。


「未来にツケをまわさない」×「32歳NEWLEADER」
市川市議会議員 田中幸太郎