自転車について考えました | 千葉県議会議員 きょうの田中幸太郎

自転車について考えました

先日、お笑い芸人のチュート福田さんがブレーキのついていない自転車(ピストバイク)に乗っていて、道路交通法違反(制動装置不良)の疑いで交通切符(赤切符)を切られていた
というニュースがありました。

ちなみに道路交通法でのブレーキに関する決まりは
道路交通法施行規則第九条の三
(制動装置)
第九条の三  法第六十三条の九第一項 の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。
一  前車輪及び後車輪を制動すること。
二  乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が十キロメートル毎時のとき、制動装置の操作を開始した場所から三メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。


だそうです。そんな決まりもあるんですね。知りませんでした。

自転車は、
お金かからないし、地球にやさしいし、有酸素運動できる乗り物です。
生活に欠かせない一番身近な乗り物です。
日常でも、子どもからお年寄りまで利用しています。

最近は、幸太郎も自動車から自転車で移動する機会が多くなりました。

一方で、自転車が利用しやすくない道路や、
ルールを守らない(知らない)利用者が多いために
(いろいろ要素はあると思いますが)
自転車に関わる事故や課題が多くあります。

市川市における交通事故死傷者
H17 815人/2737人(自転車事故/合計)
H18 763人/2423人
H19 746人/2254人
H20 614人/1773人
H21 577人/1727人
H22 473人/1474人
第九次市川市交通安全計画より
年々減少してはいるものの、約三分の一が自転車に関する事故が割合を占めています。


市川市でも、自転車に乗るときのルールとマナーを徹底させるべく
自転車に関する安全利用条例が本年度より施行されました。
[1]車道の通行

[2]左側の通行

[3]飲酒運転の禁止

[4]二人乗りの禁止

[5]並進の禁止

[6]無灯火運転の禁止

[7]交差点での一時停止や安全確認

[8]信号を守る

[9]傘さし運転の禁止

[10]運転中の携帯電話等の使用禁止

[11]乗車中のヘッドホンの使用禁止

[12]歩道を通行する際には歩行者を優先

[13]人の多い場所での押し歩き

[14]商店街での押し歩き

[15]子どもにはなるべくヘルメットを着用させる


皆さんの周りの利用者はいかがでしょうか?
残念ながら守られていないこともあるのではないでしょうか?

せっかく子供たちが学校教育で指導を受けてきても
大人たちが守っていないのでは、守らなくなるのも当然です。

条例を作っても、皆さんが守らなくては意味がありません。
全国の自治体でも同類の条例を作ったのはいいが、効果があまり出ていないという課題もあります。
これは、23年2月議会で条例議案が出てきた際、田中幸太郎が質疑をしたとおりです。

やはり悪質な自転車利用の取り締まりは、警察のお仕事になってしまうと思います。
今回の福田さんの一件は、警察が動くということなのかと少し期待しています。


行政へも、更なる指導・啓発を強化をお願いしたいと思います。
実際、一般市民は怖そうなおにーちゃんや、歩道を後ろからチリンチリンと
「自転車が通るのがワカンネーのか?」といった婆ちゃんに文句言えないですよ。

また、自転車は利用者のマナーだけではなく、駅前の置く場所、利用しやすい自転車道など様々な
角度から考えていく必要があります。
個人的には、自転車の通行頻度の多い個所からでも、自転車道が必要ではないかと考える一人です。

皆さんも何かいいアイデアがあったら教えて下さい。


「子供(みらい)にツケをまわさない」×「31歳NEW LEADER」
 田中幸太郎